ざきおの滅私報恩ブログ

大手電気メーカーに勤める商品企画マンの本音

【書評】論語と算盤と私

お疲れ様です。

ザキオです。

続けて書評シリーズ、今日は

 

論語と算盤と私 朝倉祐介さんの本です。

 

https://www.amazon.co.jp/論語と算盤と私-朝倉-祐介-ebook/dp/B01M4GP0D7/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1496230579&sr=8-1&keywords=論語と算盤と私

 

朝倉さんのことを知ったのはNewsPicks。

毎回質の高いコメントをするな〜と思って個人的に注目していた。

そんな朝倉さんが書いた本ということで自分は即刻購入。

 

手に届いた。

なかなかボリューム満点である。読み応えあり。

内容は、経営者に必要な心構えから、スタートアップの成功と失敗について、大企業で新規事業が生まれない理由など、現在の日本の問題点や市場機会を世界と比較しながら語られている。

 

時に自分の経験、時に歴史の偉人の事例を用いながら、非常に丁寧に、そして、

気持ちを込めて、事業について語られている。

 

読み終えた今思うのは、この本は、朝倉さんの「起業家」を応援する本だと

自分は解釈した。

 

以下心に残った言葉を抜粋。

 

「いい人」であろうとすると、誰に対しても薄く広く情けをかけてしまう。

 結果、誰に対しても薄情な人間になってしまう。

 

経営者の心構えについて語られたページで。

創業者から事業を引き継いだ経営者は、創業者に遠慮してしまう。

また、創業者が創業メンバーに対しても情を持ち、判断を鈍らせることもある。

そんな姿勢を上記の言葉で揶揄をしている。

 

個人的にも会社で何らかの大事な意思決定をする際は、反発を招くことがある。

その時大切な観点は、私心を捨て

「会社にとってプラスかどうか?」だけである。

純粋に。

個人の思いやエゴ、人の気持ちを尊重しすぎると、上記の判断ができない。

結果、会社の持続的成長を行き詰まらせる。

 

特に重要な意思決定をする上位層は肝に命じて欲しい言葉である。

 

②動機は内から沸きたつものでなければならない。

ともすると経営者は皆から非難され、重圧を受け、割に合わない仕事であることが多い。

弱い動機では、自分の気持ちを保つことができない。

 

今一度、自分が経営者になる、会社を責任を持って引っ張る。

なぜか?内から沸きたつものか?それが確固としたものであれば問題ないと思う。

 

今一度経営者を志す人には、自分の胸に手をあてて考えて欲しい。

 

③組織の危機は民主的なアプローチで乗り越えることは無理

これはおなじみ。日本では、全会一致を好む意思決定がほとんど。

結果、総花的になり、もともと鋭い企画であったものも平凡な企画となる。

たとえ反対意見が出ても、自分自身がぶれずに意思決定を行う力と

正面切って受け止める力が必要である。

 

④同じ内容のことを根気よく、何度でも語り続ける

これはリーダーシップの話の時にもあったが、リーダーの仕事は、目標を定め、

メンバーに伝えること。

もちろん抵抗勢力は出るが、何度も語り続けることがリーダーには必要。

 

⑤旗を掲げて発信する

今回最も心に残った言葉である。

 

ことを成すにあたって、何よりも大切なことは何か?

朝倉さんが思うにそれは、「旗を掲げる」こと。

 

以下本書より抜粋

すなわち自分の信念や大義を掲げて、周囲の人々に向け発信し、巻き込んでいくことなのだと思う。

たとえ自身に才はなくとも、意義のあるテーマを掲げて歩みを進めれば、少しづつ共鳴する人が増えてくる。共鳴が伝播してさらなる共鳴を呼び、新たに協力者が現れ、そこにお金が集まります。

ここで掲げる旗は、賛同する仲間を惹きつけるだけでなく、誰よりも自分自身が腹の底から信じられるものでなくてはならない。

自分自身が熱狂できないことに誰もついてくることはありません。

何よりも自分自身が信じてもいないお題目のために、全身全霊を傾けることはできないでしょう。

 

伝えることは勇気がいるし、何より自分自身で腹落ちをしなければならない。

自分と何度も向き合う時間を設けて、志を問い続ける。

そんな時間を確保してみようか?

と思わせてくれる本であった。

 

これから起業を考えている人にはぜひオススメの一冊である。