日々の思考の積み重ね

家電メーカー企画マンの独り言ブログ

伝え方よりも1000倍大事なこと

それは、「相手に伝えたいと本当に思えるまで考えているか?」だと最近感じている。

 

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とあるプロジェクトリーダーを任された

Aさん。まだ20代中盤で、

リーダー抜擢は結構早く、これからプロジェクトを成功させて、

もっと昇進していきたいと感じている。

 

しかしAさんがプロジェクトのキックオフ会議でメンバーに

プロジェクトの方針やスケジュールを説明しても、

メンバーは心ここに在らず、積極的に動いてくれる気配がない。

 

自分の「伝え方」に問題があると感じたAさんは、

ユーチューブでお笑い芸人の喋り方講座を見たり、

自己啓発本で学んだり。

 

伝え方を変えて、再度メンバーに仕事の依頼をした。

が、全然効果がない。

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ということは

よくある話ではないだろうか。

 

このAさんしかり、

多くの人が勘違いしていることがある。

やる気のないセールスマンが身なりを整えても成果が出ないように、

伝える技術をいくら学んでも人には伝わらない。

なぜなら伝えたいと思うマスターリソースの方が1000倍重要だからだ。

逆に伝え方がめちゃめちゃ下手くそでも、伝えたい気持ちがあれば

相手には伝わる。

 

異国の地で、言葉が通じなくてもボディーランゲージでなんとか

自分の考えを伝えられた経験がある方は多いのでは?

 

本質的な問題は「本当に伝えたいと思うまで考えた?」である。

セールスマンが自分が良いと思っていない商品を売れないように、

あなたが本当に自分の伝えるべきことを伝えたいと思っていない限り、

相手にそれは伝わらない。

 

逆に相手に伝えたいと思える時はどう言う状態か?

必死である。

伝えないと死んでしまう。

 

そう言う状態になるには、やはり考える必要があるのだ。

世界の誰よりも考え、

成功できるイメージを物語になるまで考え続ける。

そうすることで、伝えるスタートラインに立てる。