なぜ自分の強みを把握することは必要なのか?
大学生の頃、就職活動をしているとき、
ソニーの企業研究をしていた。
当時のソニーは、何千億の赤字をぶっこき、ソニーの時代は終わったと言われ、
ウォークマンを懐かしがる特番が組まれたりしていた。
それだけ、世界を席巻したソニーの集落は世の中にインパクトを与えた。
僕はそんなときにソニーの面接を受けて、ソニーの内定を運良く頂くことができた。
しかし、行くかどうかは実際非常に迷った。
特に僕が大事にするのは創業者の信念なのだが、
ソニーと言えばやはり盛田さん。そして、盛田さんのこの考え方が非常に好きだった。
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「私はどういうことができるんだ」「どういうことが、人よりうまいんだ」「どういうことをしたら、人を追いぬけるか」ということを知らないと、競争には勝てない。人と人との競争でもそうだし、会社と会社との競争でも同じこと。社員の一人一人が、その得意の分野で最大限に能力を生かしてこそ、その会社が競争に勝ち抜けるのだ。
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和や仲間との関係性が重んじられる日本の教育、そしてそれは企業に入ってもそうだが、
「得意なことに集中して勝ち続けろ」
この考えは当時の自分には新しかった。
最終的にはソニーはお断りさせていただいたが、最近はシードアクセラレーションプログラムなどで面白い商品を発売している姿を見ると、嬉しく思う。
そして社会人になった今でもこの「得意なことに集中して勝ち続けろ」が正しいことは間違いないと思う。
自分の得意なことはあまり苦ではなく、結果も出やすい。
結果、個人としての仕事のやりがいも増えるし、会社も儲かる。
一方、多くの人は自分の弱点を上司から毎日指摘され、弱点改善に目を向けて仕事をしているのではないか。
それはそれで大事だ。
しかし、社員も企業のハッピーになるには、やはりいかに人の得手を見抜き、最適な
人材配置を行うことが必要不可欠である。
さて今日はそんな自分の強みが分かっていない人に向けて絶好の書籍がある。
こちらだ
巷で話題になっていたので今日はザキオもこちらをやってみようと思う。
個人的には、
・創造性、クリエイティビィティー
・フットワークの軽さ
・営業、対人コミュニケーション
・構想力
・リーダーシップ
この辺が自分の強みだと思っているのだが、今日は新たな自分の可能性の発見、そして
今後の自分のキャリアに生かすためにはこちらを行なってみたいと思う。
そして、診察の結果、
僕の特性は以下5つとなった。
①学習欲 learner
②個別化 individualization
→あなたは一人一人の好きなこと、嫌いなことに気づき、
理解し、一つの個性として捉えることができる能力を持っています。
③収集心 input
→毎日新しい情報を取得することが任務の仕事を探しましょう。
教職や調査、ジャーナリズムなど。
インプットだけでは停滞します。アウトプットをして、メンバーと共有する場を作りましょう。人々にとって最も価値のある事実やデータを特定し、それをその人たちの利益
に結びつけるために使いましょう。
④ポジティブ positive
→肯定的な面に目を向ける職務に秀でています。
教育やセールス、起業、またはリーダーの役割を担うことで、あなたは物事を劇的に変えていくでしょう。
障害にぶつかった時は、現実のリスクは把握しつつもあえて楽観的であることをメンバーに伝えたら、最も大きな力を発揮します。
⑤目標思考 Focus
→役割が明確で主導権を握れるわずかな仕事に集中できるとき、あなたは最高の力を発揮します。
ざっくりと全体をまとめると、
新たな知識や知見に対して好奇心があり、貪欲に学ぼうとする姿勢が強く、
また、自分の目標に対して人生を設計でき、周りをポジティブにしながら
進むことができる。
そんなところだ。
色々書籍を見てるとこんな仕事が向いているのかも、と。
・教師
・チームマネジメント
・カウンセリング、アドバイザー
ふむ。なるほど、ただしこれはあくまで才能であってここから強みに変えるのは
これらの才能を駆使して、強みに変換していくことが必要である。
もしくはこれらの才能を生かせる場所に自分自身をシフトしていく必要がある。
例えば、
・ある程度のプロジェクトを起こし、チームリーダーとしての裁量権を持てる仕事を行う。
・社内コンサルティングとして社内の方達のキャリア支援を行う、もしくはそのような場を持つ
・常に変化が激しく、情報収集が重要な業界に移る
などがある。自分の強みを生かせる場所、仕事を選んでいくこともこれから大事なスキルとなるだろう。