夫婦喧嘩の原因は「相手への期待を伝えていない」から
コロナウイルスの影響で、
生活様式が大きく変わってしまった。
だから、今までの考え方やスタイルを見直す人が多いと思う。
僕も自分の人間関係のスタイルを見直すことになった。
正確には、「妻」との関係性。
妻と喧嘩をしてしまう理由は、
相手に期待しすぎている、こともあるのだが、それ以上に、
「自分の期待を相手に伝えていないこと」
が原因であった。
例えば、僕はよく皿洗いやトイレ掃除など、家事をやっており、
それでしっかりイクメンとしての役割を果たしている自負があった。
しかし、妻からしたら、そんなことより、子供達の面倒を少しでも見て欲しい、という
期待が自分にあった。
なぜなら、平日はずっと子供の面倒を見ているから、少しでもその時間から解放されたい、のだ。
それで妻は少しづつ不満が溜まって行って、ずっと機嫌が悪い。
僕からしたら、「こんなに自分は家事を頑張っているのに、何が不満なのだ」という気持ちであった。
そしてお互い爆発して、喧嘩する、その繰り返しである。
喧嘩後に、しっかり妻と話し合うと、初めて向こうの期待が見えてくる。
妻は僕に期待しているし、僕はそんな期待を知らなかった。
相手に勝手に期待して、勝手に裏切られたと感じて、機嫌が悪くなっていく。
今、ほとんどの家庭で起こっている喧嘩の原因はこんなところじゃないか。
でもなぜこれが起こってしまうのか、冷静に考えると、
「相手に期待を伝えないほうが楽」だからだ。
期待を明確にすることは、とても勇気のいることである。
なぜなら、お互いの相違点を直視し、双方が納得できる期待像を打ち出すよりも、
まるで相違点がないようなそぶりをし、最終的には何とかなるだろうと
思い込む方が楽だからである。
そんな重い話なんてせずに、なんとなく波風立てずに過ごした方が楽だ。
でも、それで自分の心に蓋を閉ざして生き続けると、
いざ、本当に大切な話をするときに、気持ちを伝えるのが億劫になってしまうし、
自分が自分で無くなってしまうことに多くの人は気づいているはずだ。
この期に、
定期的に相手の期待を伝える関係性を作ってみてはいかがだろうか。