ゲーム業界と音楽業界は似てきた
自分は家電屋に行くのが趣味だが、その中でもゲーム売り場は結構長時間いてしまう。
で、今日ゲーム売り場を歩きながら以下を感じた。
まず大作RPGが減ってしまったな、と。
昔(10年くらい前?)は結構金かけて大作RPG作ってたが、そういうゲームはほとんどなく、どちらかというとみんなで楽しく遊ぶゲームが増えていると感じた。
インターネット接続が当たり前になったことで、不特定多数の人たちと対戦できるゲームが増え、結果的に一人で没頭するよりも協力や対戦をテーマにしたゲームの方が需要が高まったのかなと。
RPGではないが、ロックマン11が発売されていたが、驚愕したのは2018年のいまにおいてやっと11であるということ。確か自分が子供の頃、1996年くらいか、ロックマン8が発売された気がするが、それから22年経って3作しか進んでないということである。
それまでの毎年発売していたペースから、めちゃめちゃのペースダウンである。
二つ目は、大人が子供と一緒に目を輝かせてゲームを選んでおったこと。
ゲームのDMUは親であるケースが多いが、あわよくば自分も楽しめるゲームを選ぼうという親の思惑を感じた笑
三つ目は、リノベーションゲームが増えている。
ファミリーコンピュータもそうであるし、
昔のゲーム、シェンムー(知る人ぞ知る!)もリノベーションして発売されていた。
これらを見ながら、ゲーム業界も音楽業界と同じことが起こりつつあるなと感じた。
まず、過去のゲームをリノベーションするのは、過去の売れた曲を何度もアルバムとして販売するアーティストに近い。
うまく資産を活用することで従来のファンに効果的にリーチできるメリットはある反面、先細りしてしまう部分もある。
またスマホアプリで大量に安いゲームが生まれてきたことで、ゲーム業界もリアルタイムの同時通信、複数人で遊ぶゲーム体験を増やしていること。E-sportsなんかもライブ体験であるが、これはアーティストが自分たちの音楽が無料で聞けるようになってしまったことで、活動の主軸を創作からライブ活動へとシフトしていることに近い。
音楽業界はこれからも5感を刺激するライブ市場が活性化して行くが、
これはe-sports であったり、VRゲームのように5感を感じられるゲーム市場の動きと似て行くだろう。
さらなる市場機会としては、旧ゲーム世代が大人になっていることである。
彼らがゲーム売り場で目を輝かせていたことは、新たな市場機会である。
例えば、最近結婚した夫婦でも子供がいない家庭が多いが、
そのような家に子育て、ではないが、それを代替できる体験のゲーム需要はある。
ペットのようなゲームとでも言おうか。
もしくは夫婦のコミュニケーションとしてのゲーム。
夜、ワインを飲みながらゲームをする、や、映画の代わりにゲーム、など
色々な攻め方はあると思う。