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好きに語らせてくれ

【ポエム】病気と仕事

僕は仕事が好きだ。

情熱を持って人生をかけられる、それは仕事しかないと思っている。

 

世の中に貢献して、自分の全力を試して、どこまで行けるのか挑戦したい。

資本主義経済が発達して、誰もが平等にチャレンジできるこの社会、仕組みに感謝している。

 

しかし、そんな仕事に全力で打ち込めないことがたまにある。

 

 

僕は体に少し難を抱えている。

その「難」は、普段はおとなしい。

しかし、何年かに一回、恐ろしいほどの牙を持って僕に襲い掛かり、

体を蝕み、心を痛め、僕の心身ともに衰弱させる力を持っている。

 

日常的に健康管理ができていたら良い。

しかし、少し気をぬくと一気に襲いかかってくる。

 

 

その病が襲い掛かるたびに、僕は自責の念にかられる。

 

なぜもっと日頃から気をつけておかなかったのか。

こんなことになるならもっと気をつけていたのに、と。

 

そして、一番辛いのは、全力で仕事に打ち込めなくなることだ。

仕事に行くこと自体が肉体的に辛くなる。

仕事中も集中できない。

人に会うのが億劫になる。

 

心を蝕まれる。

そうなってしまう。

 

本当に辛い。この期間は半年ほど続くのだが、その間はまるで

この体から永遠に脱出できないのではないか、と毎日不安になる。

 

 

 

しかし、この病気になって、ありがたいこともある。

 

一つは健康の大切さを改めて感じることができる。

なんの心配もなく歩ける、会社に行ける、仕事ができる、お風呂に入れる、熟睡できる。

 

何気ないすべての動作は健康であるが故に享受できる最高の幸せであると

知ることができる。

 

二つ目は、人間の力はか弱いということ。

人間の一人の力は儚いもので、その人の健康が侵されるだけで、無力と化す。

だから、僕たちは、誰か一人が欠けても、大きな力を持ち続けることが

できるように皆で協力して生きていかなければならない。

 

三つ目は、感謝の気持ちが芽生える。

健康を壊して、自分が無力になると、周りの人に支えられる。

一人じゃ生きていけない、という事実に気づき、より一層

家族、友人、会社の上司、あらゆる人に感謝の心が芽生える。

 

 

だから、僕は、病気になるたびに、こう思うようにしている。

「病気を患っている体でよかった」と。

 

もし僕が病気じゃなかったら、自分の健康に気を使うこともなく、もしかしたら働きすぎて過労死していたかもしれない。

もし、僕が病気じゃなかったら、自分の力を過信しすぎていて、みんなの力を生かそう、なんて気持ちは持てなかったのかもしれない。

もし僕が病気じゃなかったら、周りの人に今ほど感謝の気持ちを持てなかったのかもしれない。

 

病気であることで、失ったこともあるが、得たものもとても大きい。

そして、人生でこれほど辛く、苦労した経験は誰しもが得られない。

僕は病気であったおかけで、

生きるのに死ぬほど辛い日々を「経験」することができた。

 

この経験はいつか必ず自分を飛躍させる。そう信じている。

困難に対して前向きに向き合うことで、人生は好転すると信じている。

これからも僕の病気は治らないが、それでも前を向いて生きて行く。

働けることに日々感謝して、これからも仕事に打ち込みたい。