頭を使え
岩瀬大輔さんは、入社一年目の教科書でこう言っている。
【入社1年目の教科書】26. 脳に負荷をかけよ/受験勉強時代の「問題が解けない」「暗記したものが思い出せない」といった「苦しい」体験、最後にしたのはいつだろう。筋トレと同様、脳は負荷をかけないと強くならない。ビジネス書を読んで勉強したと勘違いしてはいけない。脳に負荷をかけよう。
多くの人には耳が痛いのではなかろうか?
僕もそのうちの一人だ笑
確かに最近自分は考える時間って言ったら、マジで休日の
大前研一のRTOCSくらいである。
したがって今日は、日常でどうやったら思考する時間を作り、脳に負荷をかけて、思考力を高められるかを考えたい。
①そもそも思考とは何か?
まずは定義付けから。
確かに思考とはなんなのだろう。
Wikipediaに聞いてみた!
思考(しこう、英: Thinking)は、考えや思いを巡らせる行動[1]であり、結論を導き出す[2]など何かしら一定の状態に達しようとする過程において、筋道や方法など模索する精神の活動である[3]。
おお!なかなかいいことが書いてあるじゃないか?
まず一つ目の
「考えや思いを巡らせる行動」
これは「ある事象に対して、考えや思いを巡らせる、→物事のWhy soとso What」を考えることがじゃないかな?
これを思考aとする。
二つ目の
「結論を導き出す」
これは、
「複数の事象を帰納的にまとめ意味合いを見出す」ではなかろうか?
これを思考bとする。この思考bが思考を深くするポイントである。
そして、三つ目
「筋道や方法など模索する精神の活動」
これは「導いた結論や意味合いを検証するための方法の模索」
と言い換えられるのではなかろうか?
これは思考cと位置付ける。
つまり思考とは、ある事象に対して
a:その背景や起こりうる事柄を考え
b:複数の事象を帰納的にまとめ
c:さらにそれを検証する方法を考える
としてみよう。
②実際にどう思考してみたら良いのか?
さて、定義付けは終わった。ではここから、どうやって日常にその思考を生かすか
ロールプレイングをしてみたい。
例えば、毎日自転車通勤のザキオであるがこんな風景を見たとする。
それは、朝から店の前をホースの水で掃除するうどん屋の店主である。
自分もそこのうどん屋には行ったことないが、なんとなく前から気になっていた。
しかし、行ったことはない。でもあんまり業績は良くなさそうである。
それはしおれた店の旗や元気のない玄関が物語っている。
うどん屋さん、うどん屋さん。
さてこのうどん屋さんに対して何をどう思考したら良いか?
まず、思考a
このうどん屋さんはなぜ流行ってないのか?(a)why so
立地、味、ぷろもーしょん、看板、色々ある。
続いて、では自分がうどん屋の店主ならどうするか?思考(a) so what
まず、そのうどん屋近辺の人口動態を調べるかもしれない。
その時は、他の市と比較して、その市がどのような切り口で人口動態に
特徴があるかを考える。
あくまで、人口動態は、一つの切り口で他にも周りの会社の状況や色々調べることはある。
そこから自分の市はどちらかというと子供が多い地域なので、
うどんを家族連れで食べる人たちは少ないのではないか?どちらかというと寿司や
ファミリーレストランなどの方に人気が偏るのではないか?という仮説であったり、
この近辺ではこのうどん屋さんが提供するサービスは他の競合サービスに対して、お客さんを奪われているのではないか?
もしくはオフィスが多く、一般のお客さんの集客ができていない、という仮説が生まれる。
続いて、思考(b)帰納的思考である。これは複数の情報から何かしらの意味合いを見出すことである。
そこで、ふと自分の会社の食堂の味の悪さを思い出した。
なぜ毎日俺はあんな不味い食堂の飯を食べさせられているのか?
どうせ食べるなら仕事でうまいもんを食べたい?
あのうどん屋さんのメニューを食堂メニューに導入できたらいいのではないか?
という思考が生まれる。
どれくらいの値段で、どれくらいの量で、どんな方法で販売したら良いか?
思考のネジが少しづつ動き出す。
さらに、多くの会社では、このような外部企業の受け入れは行なっておらず、多くは会社が提携した食堂会社と一社専属で提供している。
なぜ複数の食堂企業と提携して、様々なメニューを提供しないのか?企業ごとの味があっていいのでは?
そんなことをしているから競争が生まれず、食堂の味が上がっていかないのだ。
これは明らかに会社の怠慢である。
と、思考のネジがさらに激しく動き出す。
では例えば自分が事業を起こすとして、ある会社にお昼ご飯を供給する会社を起こすとする。
そのお昼ご飯は地域のうどん屋さん、カツ丼、ほか弁、その他色々な企業を取りまとめ、
小口でそれらのメニューを企業に供給する会社である。
事前にスマートフォンで社員からメニューを選んでもらい、そこから依頼が入った会社がメニューを作る。そして、それらのメニューを自社で回収し、昼頃には会社に届けるというビジネスだ。
さらには、そのためにアプリ開発やメニュー数、そしてそのビジネスを行うためのバリューチェーンの課題は何か?
ここまでが思考(b)である。
最後に思考(c)
これはこのサービスの需要があるか、検証である。
例えば同様のサービスが世の中にないか?
だいたい存在する笑
有名企業も続々導入!いま話題のオフィス宅配系サービス15選|MFクラウド 公式ブログ
はい、色々ありますね〜!この中だったらdelyという会社が一番サービスとして近いと思うが、リンクがひらけないので、もしかしたら事業が失敗したのかもしれませんね。
もう少し本気で考えるなら、実際にうどん屋さんに訪問してサービス概要を説明して、協力を要請。
一方、自分の部署のメンバーで募集をしてみて実際にうどんを配ってみる、とかね。リーンスタートでやっていたらいいと思うね。
これらを5分くらい毎日考え続けると朝の何気ない通勤の時間でも思考を磨く有益な時間にナルト思う。
まあ実際は
「あ、あの娘かわいい!あんな子この辺りいたっけ?」
みたいな思考が大半なのだがね。