ざきおの滅私報恩ブログ

大手電気メーカーに勤める商品企画マンの本音

チャネルの大切さ 一蘭ラーメンにて

自称ラーメン好きざきおは、週2回は東京のうまいラーメン屋を食い歩いている。

 

勤務地が新橋のこともあり、最近は銀座方面に触手を伸ばしているのだが、

まあ、素晴らしい店がおおいよね。

 

最近うまかったのはここ。

むぎとオリーブ。

http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13164932/

ハマグリラーメンという奇天烈なテイストとそのスープは極上である。

よければ一度お試しあれ。

 

ところで、一昨日の話だが、一蘭ラーメンが食べたくなり、久々に浅草の店舗に行ったんだが、そこで驚きの光景を見た。

 

なんと、半分以上女性客なのである。しかも一人。

時間は20時ごろだったのでおそらく仕事帰りかと思われるが、ここまで女性客が多いラーメン屋も少ないと思う。

味は正直天下一品くらいかと思うが、そこまで女性をターゲットとした味ではない。

 

そこで、改めて一蘭の食べるスタイルを見て、ああ、そういうことかと思った。

ここ、隣通しが見えないように仕切りがあるのである。

女性客が多い理由がここにある。つまり、自分が食べている姿が人に見られにくいのである。したがって安心して女性客も一人で食べられるのである。

 

しかも、ラーメン店には珍しい押しボタン式で店員も呼べるので、大声を出す必要もないと。

 

なるほど、これなら一人でラーメンを食べたい女性でも安心してラーメンをたべられるね。

しかし、ここで一蘭が提供している価値をもう少し深く考えてみたい。

 

そもそも女性が一人でラーメン店に「入りづらい」の「入りづらい」一体何なのか?

だって男の僕たちは何も気にしないじゃないか。

いったいどのようなことを懸念しているのか?

ここで以下のラーメン屋に一人で行きたくない理由を深堀してみた。

 

 

1.知り合いにあう。

あいつ一人で女なのにラーメンを食べている、と知り合いに、もしくは友人にばれることによって自分の女性としての価値が下落する。

 

2.店員、もしくは周りのお客からの目が気になる

・そもそもそこにいること自体に好奇な目で見られる

・注文を大きな声でしたらはしたないと思われる

・ラーメンを食べている姿が女性らしく見えない

この三つがくらいかと思う。

 

 

3.空間自体が嫌

おっさんと狭い空間で横並びにいること自体が嫌。圧迫感、嫌悪感がある。つまりその店に来ているお客が嫌なのである。よってラーメンの味をゆったり味わえない。

 

4.心理的な問題

自分が一人で食べているという事実自体が嫌。自分として許せない?

 

ふーん。まあ1は可能性が低いから、23あたりが原因だと考えられる。

でも正直一生会わない人にどう思われようとあんまり気にしないことを考えると、たぶん3なのかと思う。

んじゃ席通しの感覚を広げたら女性客が捕まえられるか、といえばそうでもない。

やはり人の目も気になるよね。

 

 

そりゃそうだ、確かに自分がキラキラ女子たちがわんさかしているスイーツのうまい原宿の店なんか行けないか。

逆に自分の知り合いでも女性で一人で吉牛とかラーメン屋に行く人は人からの目を気にしていない人、裏返せは自分に自信がある人、が多かったように思える。

そう考えたら一蘭が提供している価値は

・本当はラーメンを食べたいけど、人の目が気になって食べられない人

・そこそこうまいラーメン

・人の目を気にせず落ち着いて食べられる環境

 

最大のポイントは「ラーメンの味を落ち着いて食べられる環境」であり、ラーメン自体の味を強みにしていないということである。一蘭ファンの人すいません。

味もそこまでガチのこだわりうまさでないから、たまにラーメン食べたくなっちゃう女子にとっては、おいしい味わいなので、かなりの大衆マスボリュームを捕まえているのか。しかも周りには一人でラーメンを食べに来ている女性がいるので「周りもいるしあたしも大丈夫」という心理的なハードルも下げているんだろうか。

 

 

要は何が言いたかったかというと、チャネルによって商品自体に大きな優位性はなくとも、これまで捕まえられていなかった人の心をつかむ販売を行うことで、お客は捕まえられる、ということがいいたかったのである。

 

逆に男一人でも周りの目を気にせずスイーツを食べられる店があってもよいと思うな。