日々の思考の積み重ね

家電メーカー企画マンの独り言ブログ

なぜ人間は本能的に赤ちゃんを可愛いと思ってしまうのか?

どうもお久しぶりです。

もう2017年も終わりですね。

あっという間です。

僕は今年は色々変化があり、家族、職場、仕事、コミュニティあらゆるものが大きく変化しました。

しかし、強いて言えば最も大きな変化は子供が生まれたことによる、思考の発酵時間が延びたことなのかもしれないと思います。

というのも、今までは浴びるように情報を受けていましたが、子供が生まれて子育てを

やっていると、1日のうちほとんどの時間を子供に奪われます。

なので、子供をあやしながらも、頭の中で仕事のことを考えているのですが、これがなかなかいいです。思考をまとめたり発酵したり、十分時間があるので、今までの短絡的な発想方法から、深い思考へと変わって来つつある気がします。

 

さて、今日は、タイトルにあるように、なぜ赤ちゃんのことを我々は可愛いと思ってしまうのか?をちょっと農業革命と絡めた仮説を考えて見ました。

 

□人間に備わっているbaby schema

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3260535/

どうやら人間には、Baby schemaというものがあるらしいです。これは顔が丸かったり目が大きかったり、目や鼻のパーツが顔の下の方にあったりと、愛らしい要素を人間は「可愛い」と思うらしいです。そしてこれは人間だけでなく、動物の子猫やキャラクター、またまた自動車など様々なものに当てはまるらしいです。

このように何かを可愛いと思うことは、人間、特に赤ちゃんの生存確率を高めるために必要なため、人間に備わったと言われています。でも赤ちゃんの生存確率を高めるためにこの特性がほとんどすべての人間に備わってしまったということは、疑問です。

だって、基本お母さんが赤ちゃんは育てるわけですから、出産後の女性だけに赤ちゃんを可愛いと思う特性があればいいですよね?

でも老若男女すべての人にこのBaby Schemaはあるようです。

ではなぜすべての人にこの Baby Schemaが備わってしまったのか、生物の進化の都合上そならざるを得ない理由があったのでは、と思いました。

 

まず、人間は他の哺乳類と比較しても利他的な行動をする特徴的な動物であると言われています。

なぜ人間が利他的な行動をするようになってしまったのか?

ちなみに利他的な行動をする動物の共通点は、自分たちの家族や親戚、仲間たちと同じコミュニティで過ごす哺乳類に見られる特性らしいです。

で、ここから仮説ですが、おそらく人間は、農業社会に変化してから利他的な行動を行うように変化したのではないかと思います。

これまでの狩猟生活では、その日暮らしで、まあ獲物を捕獲できたら、少数の家族でも生きていけました。

しかし、農業生活が始まったことで、人間の労働時間は圧倒的に増えました。

結果、家族の大部分がほとんどの時間を農業という仕事を行います。

当初は生産性も低く、必然的に自分の身を犠牲にして、仕事に取り組まないと共同体が全滅してしまう可能性もあったのかと思います。

これは、結果的に自分のことばっかり考える利己的な特性では、この農業社会はうまく回らなかったのでは?

そこで、人間には利他的に、つまり自分を犠牲にして他の人たちを助ける・支援する利他の精神が農業生活で身についたのかと思います。

 

一方、狩猟生活の頃は基本的に赤ちゃんのことはお母さんが一対一で見ていました。

しかし農業生活が始まるとお母さんも仕事があるので、赤ちゃんの面倒はそのコミュニティの誰かしら手が空いている人が順番に世話をする必要があります。

その時、このBaby Schemaという特性がなければ人の家の子供なんてうっとおしくて殺してしまうでしょう。しかし、Baby shemaが人間に備わっていることで、赤ちゃんを可愛いと思い、結果共同体の人たち全員で赤ちゃんを育てるようになったのかと思います。

また、赤ちゃんをしっかり育てられないコミュニティは労働力の確保ができず、滅びてしまう可能性が高まります。

つまり、赤ちゃんを可愛いと思う特性はコミュニティの生存確率を上げるために全員に必要な能力だったのではないか、という仮説です。

Baby Schemaは農業生活が始まったことによる人間の新たな進化の形なのでは、と思っています。

 

まあ結論的に何が言いたいかというと、人間の進化は農業革命による生活方式の変化で必然的にBaby Schemaという特性を身につけざるを得なかったという仮説です。

農業革命は人間を縛り付けたパンドラの箱と言われていますが、僕はそうではないかと思います。

人間の生存確率は圧倒的に高まり、コミュニテイとして複数の人間たちと生きる社会が生まれた。さらには赤ちゃんを育てあう利他の精神やそれがゆくゆくはお隣さん文化にもつながって生きます。

しかし最近は携帯電話の普及によって、Face to Faceのコミュニケーションが減少したことで、利己的な子供たちが増えてしまっているというデータもあるようです。

やはり、大家族で過ごすことは子供のコミュニケーション能力を育むという点でもいいらしいのですね。

 

人生で最初の記憶は言葉を覚えると共に始まるという仮説

皆さんには、人生で一番はじめの記憶というものはあるだろうか?もしくは覚えているだろうか?

 

僕にはある。というか覚えている。という表現の方が正しかろうか。

 

それは、当時4歳だった僕が、初めて兵庫県宝塚市のとあるマンションに引っ越した日のことだ。

 

父の車で岡山から兵庫に移動し、マンションに着いた。

その時、上の階に住んでいた友達とそのお姉ちゃんが、階段から顔を覗かして僕たちの方を見ている。

それが僕の一番古い記憶だ。

 

もちろんその後、幼稚園に通ったり、阪神淡路大震災を経験し、燃え盛る街をテレビ越しに眺めたりと断片的な幼い頃の記憶はある。

 

が、先ほどのマンションの記憶は、なんとも言えない、不安な気持ちと新たな友達に出会ったワクワクという感情と結びつき、僕の心の中に色あせない記憶として残っている。

 

さて、表題にある「人生で最初の記憶は、言葉を覚えると共に始まる」という仮説は、

今朝起きた瞬間に思いついたことである。

最近はよく夢の中で変なアイディアを思いついたり、無駄な仮説がスパークするのだが、この表題も同じ感じで思いついた。

 

これはあくまで仮説である。

が、例えば、僕たちは一週間前の夕食は覚えていないが、小学校の頃の運動会のことは覚えているのではないだろうか?

同様に、1ヶ月前に上司から言われた仕事のお題は覚えていないが、中学校の頃、初めて告白した日のことは覚えているのではないだろうか?

 

これは強い感情、もしくは衝撃的なことが起こった時は、強く感情が揺れ動くことで、それが鮮明に記憶に残ることが原因である。

 

つまり感情と記憶は強く結びつきやすいということである。

 

脳と記憶、記憶のされ方

 

しかしだ、そもそもその感情というもの自体を本人が認識していなければ、それが

脳には衝撃的な事実として記録されないのでは?

例えば、赤ちゃんにとっても可愛いぬいぐるみをあげても、おそらく赤ちゃんはそのことを覚えていないだろう。それは、赤ちゃんは笑顔になるかもしれないが、それが赤ちゃんにとって「嬉しい」という感情には繋がる訳ではないからだ。

 

しかし、もう少し成長した子供、それも多少の言葉を覚えた子供にとっては、

ある程度の感情を言葉で表現できるようになる。

そして、おそらくこの瞬間に子供は何かしらの事実に対して初めて感情を感じることになり、それは記憶として脳に残ることになる。

 

つまり、言葉を覚えるというトリガーにより、目の前の事象に対して感情を持つことができ、結果的にそれにより記憶づけされやすくなる。

という仮説である。

humanityへの回帰

今日のように、未だかつて

人工知能、自動化、機械化、仮想現実など

バズワードがこれでもかと飛び交う時代はなかっただろう。

しかし、この慌ただしい世の中で、最近脚光を浴びつつある言葉がある。

 

「humanity」

 

humanityは、人間らしさ

という意味で認識しており、我々現代人が今最も必要としているものかもしれない、と感じている。

 

 

というのも、今の世の中はスマホを中心に回っているといっても過言ではない。 

スマホがあれば

 

買い物

コミュニケーション

エンタメ

英語のお勉強

道案内

仕事

はたまた起業

 

と正直何でもできてしまう。

 

 

しかし、スマホを通じた世界は、ある意味味気なく、

そこに生身の人間と触れ合う温もりは存在しない。

 

ただただ効率的になり、人間が何かを意思決定する機会も減り、アマゾンのおかげで外出が減り、人工知能がレコメンドするおそらく僕らが「好きそうな」ニュースを受け身で眺める。

 

 この恩恵は半端ない。200年前の武士からしたらちょんまげを切り落として発狂するレベルである。

 

しかし、この素晴らしい生活に、なぜか僕たちは違和感を感じてしまう。

おそらく全ての人が。

僕も同じだった。

何か言葉にできない違和感。それは一体なんなのか、とずっと考えていたんだが、

その違和感の正体はもしや

「不確実性が減ってしまった」ことなんじゃないかと思うようになった。 

 

なぜかというと、

僕は先日この現代社会からしたら非効率な行動をとり、

しかし結果的にその行動により、

humanityな経験を得ることができ、

それが実にこの違和感の解消につながっているのだと感じたからだ。

 

 それは何気ない日常の1ページである。

先日の仕事帰り、僕は仕事を終えて帰ろうとしたら、

嫁からオリーブオイルを買ってきて、と頼まれたので帰り道、イオンに寄った。

 

目的の品を得た後、僕は偶然目に入ったパン屋で思いついた。

「そういや嫁が好きだったベーコンパンを買ってあげるか」

と思った。そしてベーコンパンを買って帰ってあげた。

 家に帰ると、嫁は子育てで疲れていたようだが、

ベーコンパンを見せると「覚えててくれたんだ」と言い、とても喜んだ。

それだけ。

 

 

けど、もし、嫁が僕に買い物をお願いせず、アマゾンを使っていたらどうだっただろうか?

 

僕は買い物に行かずに、嫁はすぐにオリーブオイルを得ることができただろう。

僕は仕事場から家に直帰でき、早く家族に会えたであろうし、

嫁がオリーブオイルをふんだんに使った料理に早くありつけていたかもしれない。

間違いなくいつもの生活にありつける確率は高まった。

 

僕はわざわざイオンに寄ることで交通事故に会うリスクが高くなり、自転車の空気が減り、レジのおばさんの対応の遅さにイラつくことになった。

 

その代わり、

イオンで嫁が好きなベーコンパンに出会うことができた。

レジのおばさんの働いている姿は悪いものではないと感じた。

タイヤの空気が減るから自分で空気を入れることになった。

 

など、たくさん無駄が生まれたが、不確実なものに会う確率は高まり、

その不確実な事態からひらめきが生まれ、

結果、家族との絆を深めることができた。 

 

便利な生活からは対極に位置する不確実性こそ、僕たちが実は求めていることで、

この不確実が減ってしまった現代こそ、

僕たちがなんとなく感じている違和感の正体だと直感的に感じた。

 

なぜ僕たちには不確実性が必要なのか、

それは人間の生存確率に起因すると感じる。

 

 

人間はこれまで、常に生存確率をあげるため、リスクを取ってきた。

餌を得るため、新たな土地を開拓した。

効率的に食物を得るため、農業を編み出した。

船を作り、世界の謎を解き明かそうと必死になってきた。

 

人間達が種を守り、繁栄していくには進歩が必要であるが、

その進歩は新たなチャレンジという不確実だがハイリターンのものを

得る必要があった。 

 

その不確実性を求める僕らの姿勢は、人間の本能に埋め込まれており、

僕らは不確実性がない生活には満足しないようになっているのだと思う。

 

効率性や生産性とは真逆のこの不確実性こそ、これから求められるもので、

こちらにビッグマーケットが間違いなく埋もれている。

日常の、生活にいかに不確実性を作れるか?

 が僕らマーケターの仕事になってくる。

ひと思考入れる

最近様々なニュースに接する機会を増やしているが、

一個一個の情報をいかに深く意味あるものにするかを考えている。

 

で、、結論は「なんで?」を考えてみるだけでよかった。

 

なんでこの企業はこの地域に進出したの?他の地域よりもこの地域が良い理由は?

 

なぜこの企業はこの戦略をとったの?他の戦略よりもこの戦略を選んだ理由は?

 

これ、考えるだけで脳みそへのインプットが高まる。

 

なんで?他の方法がある中でこれが一番脳みそへのインプットが高いのは何か理由があるの?

と思うかもしれないが、それは考えてみてください。笑

【仕事術】アブダクションというイノベーションを引き起こす思考方法について

おはようございます。

最近「くるみ」にはまっているザキオでござます。

ミスチルじゃあありません、もちろん食べる方です。

産地はカナダがオススメですね。

 

今日は、「アブダクション」という思考について記述したいと思います。

おそらく多くの方はアブダクション?何それ、新たな筋トレ道具?

みたいに思うかもしれないですが、

アブダクションとは推論の思考方法の一つです。

 

アメリカの科学哲学者チャールズ・パースが確立したこのアブダクションという思考方法は、

これまで帰納思考、演繹思考、という二つの思考しかなかった世界に、

アブダクションというもう一つの思考方法を確立し、

創造的思考においてはこのアブダクションが最も重要な役割を果たす、

と彼は考えました。

つまり、「アブダクション」というのはイノベーティブな発想を

する上で大変重要な役割を果たすのです。

 

では推論の定義から、その重要性、そしてアブダクションとその引き起こし方について論じていきたいと思います。

 

①そもそも推論とは何か?

推論とは一見学術分野で使われてる仮説的思考方法のイメージであるが、

その定義から考えると、

仕事や研究、日常生活などあらゆる状況で使われる思考法である。

 

まず推論の定義からであるが、

推論とは前提と結論から構成されるもので、

前提 = 情報

結論 = 情報を元に下される判断

と定義づけられる。

 

例えば、信号が青になったから横断歩道を渡る、という動作も

前提 = 信号が赤になった/信号が赤になったら渡って良いルールがある 

結論 = 渡って良い

となり、推論が関係しているし、

マーケテイングでいうこの市場が伸びるから、ここを狙おう。というのも推論である。

また、仕事である問題に対しても問題解決も推論が活用される。

 

 

この「推論」という思考方法は、私たちが日常的に使っているわけだが、

その目的は、概ね二つに分けられる。

一つはできる限り正しい判断を下すため、そしてもう一つは新しい知識や発見を行うことで知識を拡張するため、である。

さっきの信号の例は正しく妥当な判断を下すためであるが、例えば、研究分野で新たな発見をしたり、イノベーティブな商品を生み出すこと、これは後者の目的に準ずる。

 

つまり推論とは、我々の日常生活を正しく生きるために重要であり、

また新たな知識の発見にもつながるため、重大な成果をあげることにもつながるのである。

これより推論という思考方法がいかに大切かがわかると思う。

 

そしてこの推論という思考方法は以下三つに分けられる

・演繹的思考方法

帰納的思考方法

アブダクション

 

演繹とはみなさんご存知、A=B、B=C →A=Cという思考法である。また、

帰納も複数の事象からある結論を導き出す思考法である。

 

この二つは、論理的な正しさを重視しているため、先ほどの目的でいうと

「できる限り正しく妥当な判断をする」目的に使われる。

言い換えれば正当化の文脈。

 

これらの思考は、常に正しさを追求するため、日常業務では非常に重要な役割を果たすが、不確実性を伴うイノベーティブな分野においては、あまり有効ではない。

例えば、演繹でいうと「この分野は最近非常に有望であり、他社もこの分野で業績を上げている、うちも参入しよう」

帰納でいうと「A社もB社もC社もD商品で成功しているからうちもD商品出しちゃおう」

みたいなもんである。

つまり前提知識から判断をしているため、

「前提条件以上のものは出てこない」わけですね。

前提条件=世の中的には既知の情報ですから、

これじゃあ確実性は高いが何も新しいものは生まれない。

(前提条件の情報がものすんごいレア情報であれば別ですが、例えば世の中の人の2%は鼻毛を抜くとき小指と人差し指を使って抜いているみたいな)

 

②ではアブダクションとは何か?

さてアブダクションの登場です。

では初めにアブダクションの定義です。

アブダクションとは推論の一種ですが、

「前提の内容以上のことを導き出すこと、

 つまり前提に含まれていない新しい知識や情報を与える」ことです。

若干帰納法にも近いのですが、帰納法はあくまである情報から一般化をすることですが、アブダクションは科学的仮説や理論を発案し発見を行うことです。

 

つまりアブダクションの思考法が使えたら、世の中の新たな概念や飛躍した発想ができるということです。

ここで具体的事例を見てみましょう

 

(1)ニュートンさんの事例

ニュートンさんは有名なかの万有引力の法則を発見した人ですが、有名なエピソードに木からリンゴを落ちるのをみて万有引力を思いついた、というお話があります。

これは

・事象=リンゴが木から落ちる

・演繹的思考の一般人=ものは支えられていないと落下する

アブダクション思考のニュートンさん=地球という巨大な質量は小さい質量をその表面に向かって引きつけるのである(つまり重力が存在する)

 

と考えました。これは重力という新たな存在を発見した思考であり、

演繹思考と全く違った新たな発見をしています。

この思考のプロセスは、

・リンゴがまっすぐ落ちた驚き(なんでまっすぐ落下すんねん!なんで横の方に流れて落ちたりしないのか)

・仮説の構築(地球の中心に引っ張られているのでは?

       質量があるものは互いに引き合っているのでは?)

という、一般人が見逃しがちな事実に対する驚きとそれをなぜなぜ、と想像的に仮説を考えたことから生まれたことがわかります。

 

 

(2)川上源一さんの事例

ヤマハの創業者、川上源一さんの有名なエピソードは、戦後アメリカに行った時に、アメリカ人がレジャースポーツで遊んでいるのをみて、

「日本にも必ずこういう時代が来る」と感じ、ピアノなどの楽器やボード

事業を起こしたという話があります。焼け野原直後の日本でそこまで想像を膨らませたこの思考もアブダクションだと思います。

 

・事象 :アメリカではレジャースポーツが盛んである

・一般人的思考 :アメリカすげ〜うらやまし〜

アブダクション的思考の川上源一さん :日本人もレジャースポーツを

 楽しみにする時代が確実に来る

 

ここにも事象や事実を超えた発見があります。

やはり川上さんもアメリカの風景に衝撃を受けたこと、そして、人は衣食住の最低限の欲求が満たされると、娯楽にお金を使うという仮説の構築があり、日本での確実に時代がくる、という思考につながったのだと考えられます。

 

(3)ちきりんさんの事例

ちきりんさんのブログは毎回我々に新たな示唆を与えてくれますが、彼女もアブダクションの使い手だと勝手に感じております。

 

彼女の最近のブログにあった話ですが、奨学金を返せない人が増えているという社会問題があり、それに対するちきりんさんの提言でした。

 

・事象 :いい仕事に就けずに奨学金を返せない人が増えている

・一般人 :かわいそ〜ちゃんと企業が正社員を雇うようにしてあげないと〜

・ちきりんさん :大学に入る前はいい仕事につけると思っていたのに、結局就けることができなかった学生が多数いる。この原因は大学側にある。

したがって、大学が奨学金の保証人になれば良い。

 

この提言も

・驚き(大学卒業したらいい仕事に就けるという社会的風潮と矛盾しとるやん)

・仮説A(大学が職業訓練できる場になっていない)

・仮説B(まともな教育をしていない大学が責任を取れば良い→奨学金の保証人)

であり、ここでも驚きと仮説Aというなぜの深堀、そして、仮説Bの思考の飛躍があり、完全に前提条件を超えています。

 

以上3人の事例より、アブダクションがどんなもので、その思考をすればどんな新たなものが生み出せるかをみてきました。

 

③どうやったらアブダクション思考ができるのか?

うん、アブダクションの思考や事例はわかったけど、これ、一部の特殊能力を持った人だけじゃん、と思った人が多数だと思います。

そうですね、特にニュートンさんの事例なんかはそうだと思います。

しかし、川上さんやちきりんさんのようにプロフェッショナルビジネスマンもこの思考を使える人ができます。

そして、大きな成果を起こしている人は、確実にこの思考を身につけていると思います。

なので我々ビジネスマンもトレーニング次第で間違いなく身につけられるのだと思うのです。

 

では、どうやったら良いのか?

 

個人的には以下が必要だと思います。

(1)驚きの発見

 ニュートンさんのリンゴしかり、川上さんのアメリカしかり、ちきりんさんの奨学金しかり、みんな驚いています。

ではここで何で驚けたのか、ここが一番大事だと思います。

おそらく「問題意識」を持っていたこと

が最大の要因かと思います。

問題とは理想と現実のギャップであり、ニュートンさんのリンゴ事件も

万物の原理を解き明かす、という理想と、りんごの垂直落下という、原理が明確でな現実が起こったことにより驚いたことだと思います。

我々一般人が日々問題意識を持つためには、スモールステップでいいので理想の世界を描くことが大事です。

そこから理想の世界がないと問題意識は生まれません。

逆に理想の世界があると問題意識は確実に芽生えるはずです。

 

(2)仮説構築

ニュートンさんみたいな発想ができたのは、ニュートンさんのこれまで培ってきた情報量と経験、そして創造性が絡み合って生まれたわけです。

ニュートンさんも質量の法則や宇宙の観測などのバックグラウンドがあったからこそ、万有引力を発見したはずです。

川上さんの戦後の辛酸を舐めた経験やちきりんさんのビジネス経験も仮説を作り上げる上で重要な役割を果たしていると思っています。

 

となるとおそらく、

・自分の頭の中の情報量や知識量

・それらを絡ませた思考

から発想を飛躍させることができるのだと思います。

ビジネス的に言うと、驚きの事実に対して「Why」の深堀を行い、

そこから自分の情報量を組み合わせて「So What」の発散的思考を

何度も繰り返し、仮説構築に到達できるはずです。

 

そしてその思考を行う際に、大事なメンタリティーを持っておくことが

必要だと思います。

それは、私が普段から大事に思っていることでもありますが、

世の中の原理原則は、一見関係ないものでも繋がっている

ということです。

 

これはビジネス的発想になってしまいますが、大抵のサービスは過去のちょっと変えた焼き増しであることが多く、政策も世界の事例が参考になることがあったり、ユーザーニーズの驚きの発見もマズロー欲求段階で説明できたり、問題解決も全く他業界の成功事例が参考になるケースがある。

つまり仮説構築も他の事例が参考になること、つまり何かしらの事象で起こった原理原則が使えることが多いと思うのです。

 

つまり、仮説構築も突き詰めると

「何らかの他の事例で参考になるケースはないか?」

と考えることがまずは早いのだと思います。

ここを出発点にして、あとは自分のオリジナリティーを磨いていくことで、イノベーティブな仮説や発想につながっていくのだと思います。

 

となると日常から情報収集をする際は、その歴史的背景や生まれた過程を調べ、原理原則を理解しておくことが非常に有効であると思います。

 

おそらくニュートンさんも万有引力以外の様々な現象や法則を原理原則から理解しており、その思考方法が身についていたことより、万有引力の発見につながったのだと思います。

 

 

④結論

長くなりました。くるみを食い過ぎてお腹がいっぱいです。

結論ですが、

アブダクションの思考を用いると発想を飛躍させることができる。

アブダクションは驚きと仮説構築からなり、驚きは日常の問題意識を持つことで、見つけやすくなる。

そして、仮説構築は、様々な事象は原理原則でつながっていることを理解し、「他の事例での参考ケース」を調べることが、有効な仮説を生み出す一歩だと思います。

 

もちろんこの仮説を生み出したあとは、それが妥当であるかどうかを立証していくことが必要ですが、その作業は演繹や帰納の思考を使うので、正当化の文脈になります。

なのでクリエイティブな思考はそこまで必要にはなりません。

 

以上の心構えを持って、日本から素晴らしいサービスを生み出せるよう

個人的にも頑張っていきたいところです。

 

 

全ては人事制度

最近思う。

なぜ大企業は大企業病と仮し、その中の社員は入社5年目くらいになると

生気や情熱を失っていくのか?

 

なぜサイバーエージェントリクルートなどのような企業は、

いつまでもベンチャー精神を忘れず、社員が生き生きと働いているのか?

 

仕事の内容か?

社員の特性か?

ポジティブやろーが多いのか?

 

一つの結論にたどり着いた。

そう、人事システムの評価制度だ。

 

人事システムの設計で社員のやる気や働きがい、モチベーションは大きく変わってくるのではないか?

 

というのもまず、人間の行動というものは、

価値観→判断→スキル→行動→結果という順のメカニズムとなっている。

 

たとえば、ある仕事がすげえできる人というのは、その人の結果が見えているだけであり、その人の持つスキルが直接的な原因である。

しかし、そのスキルはというと、日頃から読書をしていたり、自分で勉強を積み重ねたりとそのスキルを学ぼうという日常の判断があるからだ。

 

では、その判断は?

 

心の価値観が影響しているのだ。

自分が将来どんなキャリアを歩んで、ここまでのプレイヤーになりたい、と真に心から願うことで、自分のスキルを高めるという判断に繋がっていく。

 

 

おそらくこの社員の価値観が大企業とベンチャー企業で圧倒的に違う。

そしてその価値観は、

大企業社員 :現状維持で良い

ベンチャー社員 :新たなチャレンジをし続ける

 

の違いからすべてが生まれる。

 

そして大切なことは

人事の評価制度はこの価値観の変化に影響を与えるドライバーなのである。

 

例えば、新たな企画をテーマアップすると通常の企画より5ポイント多めに評価が与えられる。もっと言うと、一人一つ新しいテーマを強制的に企画すること、なんて言ったら、何がなんでも社員はチャレンジするしかない。

 

できる限りわかりやすく、シンプルな設定で良いのだ。

 

実際、大企業でもそのように新しいことをチャレンジするよう促す評価制度を取り入れようとしているが、出世している人を見るとその人たちが

チャレンジを続けてきた人間ではない。

いかに上司に言われたことを早く正確に行うか、そんな人が上に選ばれている。

出世するかはその上の上司のサジ加減なのである。

その上司自体がチャレンジをしてきた人間ではないので、結果的に

自分と同じような「無難な」人間を選んでしまうのである。

結果無難な人間を評価してしまう文化が醸成されてしまう。

圧倒的悪循環。

 

最短の方法は、外部からチャレンジ精神旺盛な中間管理職を一気に投入し、

既存の管理職を一斉に解雇する。

そして、チャレンジを大切にした評価制度やインセンティブ設計を行い、

一気に回すことで企業は圧倒的に変わる。

 

 

【書評】未来に先回りする思考法

おはようございます。

今日は大切なことを語りたいと思います。

まず、今回のThink Weekで読んだ本の中で最も価値が高かったと感じた本

「未来に先回りする思考法」について、

この本のポイントと自分の考えを伝えたいと思います。

 

https://www.amazon.co.jp/未来に先回りする思考法-佐藤-航陽/dp/4799317547/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1503714368&sr=8-1&keywords=未来に先回りする思考法

 

なぜこの本の価値が高いと感じたのか?

それは、これまで一部の優れた起業家やイノベーター達のある意味

「特殊能力」であった、

 

未来を読む力

 

を具体的に明文化していたからです。

タップスの佐藤さんは先見の明がある方だと思いますが、

彼の思考プロセスを僕ら一般人が覗くことができる

非常に価値ある本だと思いました。

 

勿論、彼の思考法を理解するだけでなく、

実際に使い倒さなければ自分の武器にはならないので、

そこは肝に命じて置く必要があります。

それでは、そもそも論のところから手法まで記載したいと思います。

 

1.なぜ未来に先回りをする必要があるのか?

理由は簡単。

ビジネスで成功するためです。

しかし今日の圧倒的に変化の早い時代においては、

未来に先回りをしないと成功できない時代

に変わりつつあります。

一時期はリーンスタートアップの手法の流行りましたが、

リーンモデルも複数の企業が同時並行で行なってしまえば、結果的にすぐ

過当競争に陥る。

したがって、未来の先回りはある意味成功のための必要条件に変わりつつあると言うことです。

 

 

ちなみに成功の定義は色々あると思いますが、僕の中で「成功」とは、

「とあるマーケットで確固たる地位を築くこと」

だと思います。

 

例えば

アパレル→ユニクロ

情報ビジネス→ソフトバンク

テーマパーク→ディズニーランド

就職関連→リクルート

 

 

などのように、その業界を思い浮かべれば、その企業名が浮かぶ

 

で、確固たる地位を築くためには、独占的に市場を制することが必要です。

 

 

ジャックウェルチのNo.1 2 戦略にも見られるように、やはり業界のシェアを牛耳れること、これはコスト競争力も付きますし、ブランドイメージも高まりますし、開発リソースも割けられますし、いいことづくしですね。

 

 

 

しかし、多くの企業はそれができず、目の前の情報だけに振り回され、意思決定を見誤ってしまいます。

 

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人間 は 目 の 前 で 起き て いる 現状 だけを 見 て い ます。 それ ゆえ、 短期 的 な 視点 で、 現在 の 業績 が 小さい と いっ ては 買収 を 否定 し、 ライフスタイル に 合わ ない などと 理由 を つけ ては 新しい 技術 や メディア、 プロダクト を 否定 する 一方、 まだ 技術的 に 普及 する 段階 に いたっ て い ない テクノロジー に 過剰 な 期待 を 寄せ たり し ます。

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そう、僕たちは会社の意思決定を間違わないためにも未来を先読みする必要があります。

 

 

 

2.未来の先回りの定義

では、未来の先回りをするとは一体何なのか?

まず未来とは一体いつ頃なのか?

何の未来なのか?

先回りとはなんなのか?

色々疑問が浮かびますが、下記のように定義できるかと思います。

 

〜未来〜

 ある業界の数年後の特定のテクノロジーの普及の状態、もしくはユーザーのライフスタイル

 

〜先回り〜

その未来がいつ実現するのか?を見越して、リソースの準備をすること

 

佐藤さん曰く、未来の方向性を読むことは大前提でできる。

しかし、何が難しいかというと、それがいつ本格的に社会に普及するのか?

そしてそのテクノロジーの普及ポイントをめがけて、半歩先に、商品やサービスを投入すること

ここが重要である、と言っております。

 

これは、世の中の変化はテクノロジーの普及により引き起こされる、という考えが前提にある。(これは間違いない事実)

そしてつまりテクノロジーのキャズムを超えるポイント

を読むことと同義であるわけですね。

そのキャズムを先読みするための手法が次になります。

 

3.先回りする思考法

ではどうしたらそんな思考ができるのか?

となりますが、以下三つのプロセスに収斂されます。

①未来の状態を予測する

②いつ頃それが本格的になるか?を予測する

③それに対して自分たちはどうアクションするか?

 (どの立ち位置にいるか?)を考える

 

 

まず①の未来の予測に関しては、佐藤さんはこう言っている

 

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世の中 の 変化 には 一定 の パターン が 存在 し ます。 一見 ランダム に 動い て いる よう な 市場 の 変化 も、 一定 の 進化 の メカニズム に 則っ て い ます。 その 意味 において、 現在 は 過去 の 焼き増し で ある こと が 多い の です。

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そう、未来は過去のパターンの延長線上にあるのだ。

つまり、この今の現在地が過去のパターンのどのような状態に位置しているのかを発見すると、過去のパターンから未来が見えてくると言う。

そのためには、

(a)過去から現在までを歴史に線で捉えること

(b)なぜそのサービスが生まれたかを社会の必要性と関連づけて、原理原則として理解すること

が重要と言っておる。

(a)はわかるが、なぜ(b)が大切なのか?

と思った人も多いだろう。

 

 

本書では佐藤さんはこう語る 

 

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世の中 の 製品・仕組み・サービス などは すべて 何かしら の 必要 性 に 迫ら れ て 誕生 し て い ます。 しかし、 時間 が 経つ と その 時代 に 最も 効率的 だ と 思わ れ た 選択肢 も、 実態 の 合わ ない 時代遅れ な もの になり ます。 それでも、 惰性 で 物事 を 進め て しまう のが 人間 です。 新しい 選択 を し、 ゼロ から 学習 する のは 誰 だって 面倒 なの です。

 

[中略]

 

手段 が 目的 化 する こと を 防ぐ ため には、 今 やっ て いる 活動 が どんな 課題 を 解決 する ため に 誕生 し た のか、 常に その 原理 を 意識 し て おく 必要 が あり ます。 もし、 その 課題 を 解決 する ため に もっと 効率的 な 方法 が すでに 存在 する ので あれ ば、 今 の 活動 を 続ける 意味 は あり ませ ん。

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つまり

そのサービスが生まれた原理原則を理解しておかないと、

 

そのサービスが生まれた社会背景が変化した時に、最適なソリューションが何か?をそもそも考えることができない

 

と言っているのである。

つまり惰性で物事を進めてしまうということである。

これはまさに現代でいうと、例えば、

大企業のピラミッド型組織が限界を迎えていると感じているが、これも原理原則を読み解くと、理由がわかる。

 

また、原理原則の観点では、

そのサービスが生まれた背景を人類の進化学と結びつけて考えることで、

 

そのサービスが生まれたニーズが本質的かどうかを判断できる。

もし、本質的なニーズであれば、強固な固定客をつかむことができるのだと思う。

 

 

さらにここから②のテクノロジーの普及がいつなのか?を

見極めるために、

過去の類似例を発見する必要があります

そして、これが個人的にも最も難しい部分である。

 

当時のアンドロイド向けにサービスの全面展開を決断した佐藤さんの考えは以下であった。

 

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AndroidiPhone に対して 採っ た 戦略 も この Microsoft と ほぼ 同じ です。 2008 年 当時 は スマート フォン と いえ ば ほぼ iPhone という 状況 でし た ので、 サムスン を はじめ と し た 端末 メーカー が なんと かし て Apple に 追いつき たい と 考え て い まし た。 これ も、 多く の PC メーカー が Apple に 対抗 しよ う と し て い た 当時 の 状況 と 重なり ます。 また、 各 スマホメーカー も、 Apple の よう に 全 プロセス を 自社 で やる ほどの 体力 も ノウハウ も 時間 も 持っ て い ませ ん。

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つまり、

・20年以上も過去の当時のマイクロソフトの戦略や競争環境

・現在の市場環境

比較し、同様のパターン性を発見したというわけである。

これをするためには、

外部環境の分析力やその記憶力、さらには、それを同様のパターン性を発見する力など、かなりビジネススキルが問われる。

さらにそれを自分の血肉にするためには、原理原則から深く理解しておかないとダメということであろう。

ここは普段のトレーニングが重要ということだろう。

 

③においては、

そのタイミングで準備をするために、自分の人脈や資金をフル活用して、

必要なリソースを揃えておく必要がある。

そして、最後の意思決定の段階において重要なことは、

必ず自分の判断は誤っている可能性がある、

という前提のもと意思決定をする必要があるということである。

 

なぜなら、人が集められる情報には限界があるからである。

なので、未来に先回りするためには、この矛盾を理解しつつ、動きながら、随時新しい情報を入手し、

アップデートして進めて行くことが必要であるのだ。

 

4、最後に

まとめると、

・情報のインプットを原理原則から理解して落とし込む

・現在の状況を過去の類似例を発見し、未来予測を立てる

・その未来のタイミングに向けて、成功率は五分五分でいいから、実行する

 

ことだと個人的には理解した。

今までブラックボックスであった未来の先読みをする方法を非常に

明確にまとめてくれた良書であったと感じた。

 

 

最後に、本書で印象的だった部分を二点列挙する。

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何 か 目標 を 立てる とき、 人間 は その 時点 での 自分 の 能力 や 知識 を 判断 材料 に し て、 自分 が どこ まで 到達 でき そう かを 試算 し ます。「 ああ、 あそこ まで なら いけ そう だ な」 と。 ただ、 取り組ん で いる うち に その 人 の 知識 だっ たり 能力 だっ たり、 様々 な パラメータ( 変数) は アップデート さ れ て いき ます。 やる 前 には わから なかっ た こと が わかり、 新しい 知識 を 学び、 頭 を ひねっ て 工夫 し て いる うち に 新しい 能力 が 身 に つい たり し ます。 結果 として、 自分 が 当初 考え て い た こと よりも 多く の こと が できる よう に なっ て い た、 という のは よく ある こと です。 逆 に いえ ば、 現在 の 認識 で でき そう に 見える こと は、 将来 の 自分 にとって は 楽勝 で できる 可能性 が 高い の です。 今 でき そう に 思える こと を し 続ける こと は、 大きな 機会損失 とも いえ ます。 もっと 高い 目標 を 設定 し て いれ ば、 もっと 遠く まで 行け た の です から。

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これから の 時代 を 生き残る ため には、 変化 の 風向き を 読み、 先回り する 感覚 が 常に 必要 です。 そして、 その 方法 は 検索 し ても 出 て き ませ ん。 変化 を 察知 し、 誰 よりも 早く 新しい 世の中 の パターン を 認識 し て、 現実 への 最適化 を 繰り返し ましょ う。 その ため に 必要 なのは 行動 する こと、 行動 を通して 現実 を 理解 する こと だけ です。

 

 

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僕たちの可能性は無限大であり、自分の成長を想定すると、あらゆることにチャレンジングできる勇気をくれる文面である。

我々のこれからの働き方に重要な示唆をくれる本であった。