日々の思考の積み重ね

家電メーカー企画マンの独り言ブログ

なぜ目先の仕事に我々は追われてしまうのか?

昨日、元部署の同期のデザイナーと飲んでいた。

 

話題に上がったのが、私が7月までいた商品企画の部署の

問題点である。

 

デザイナーの彼曰く、今の商品企画は短期的視点でしが、企画ができていない、と。

他社があーだから、営業がこーいってるから、こう仕様変更しよう、等のくだらない企画が多く、

ユーザーに特段メリットがないブラッシュアップばかり行い、無駄に人員の工数と金を使っており、終わっている。

もっと新しい企画をしろボケー!という内容であった。

 

彼の話を聞きながら、素直に反省した。

自分もそれに関しては、ずっと思っていたことだが、いざ内部に入ってしまうと、そのような企画しかできていなかったな、と。

 

今、私に商品企画の全権を担わしてくれたら、

そんな不満を吹き飛ばす、長期的ビジョンを持ったロードマップを作成できる自信はあるが、そのようなスキルもなかったのが、2年ほど前の私である。

(基本的に商品企画は2年前くらいから、企画を始めるため、来年度を憂いても時すでに遅しなのである。)

 

しかし、このような私の会社の商品企画は特別ではなく、おそらく多くの日本のものづくりのメーカーでこのような状態が起こっていると推察する。

皆、頭のどこかでは分かっている。

「こんなユーザーからしたらよく分からない仕様変更ばかりやっていて無駄だな、もっと夢のある新しい企画をしないとうちの会社やばいんじゃねえか」と。

しかしできない。

気がついたら、目の前の仕事に追われており、とにかく新商品を出すことが目的となってしまっている。

今日はこの件に関しての本質的な問題について語りたい。

 

■まず論点の整理

では、そのような事態から脱却するためには、何が必要なのか?

私が考えるに以下二つの要件が必要である。

(1)夢のある長期的ロードマップを描くこと

(2)その長期的ロードマップを実行すること

 

おそらく日本の企業は(2)は得意分野である。

日本人はやることが明確になっていると、実直にそれをこなす能力は非常に高いと感じている。

現に私がいた元部署の開発さんも与えられた目標をこなすことは非常に優秀であった。

そう、問題は(1)なのである。

長期的ロードマップがないのだ。もしくは、あっても今までの延長線の企画でしかないのである。

 

ではなぜその長期的ロードマップがないのか?

もう少し問題の構造を分解すると以下の論点に分かれる。

①そもそも考える気がない

②考える気はあるが、方法orスキルがなくてできない

③考える気もあって、スキルもあるが、何かしらの制約(時間or周りの空気)があってできない。

 

私の元部署の話になってしまうが、①の可能性は低い。

一応長期的なロードマップを描く必要性は皆認識しており、それに取り組んだプロジェクトやワークショップはしょっちゅうやっていた。

 

そして、③も上記の内容を踏まえると、可能性は低い。

そう、問題は②なのである。

方法論がわからないのだ。

どうやって魅力的なロードマップ、つまり全体戦略を考えたら

良いのか?その方法論がないため、皆取り組むことができない。これが私が思う問題の本質である。

 

■ではどうしたらその方法論を組み入れることができるのか?

方法論を組み入れる前に、まずは戦略、ロードマップを考えるとは一体どんな思考が必要なのか?

そこから議論したい。

 

基本的に、長期のロードマップを作り上げるには、長期的な戦略が必要であるが、実は戦略はシンプルな構造をしている。

個人的には以下の3要素から戦略的思考は成り立っていると感じる。

(a)戦略の目的の設定

(b)どこで戦うか?戦場の設定

(c)どうやって勝つの?戦い方の設定

 

これまでの自分の経験上、大体長期のロードマップを考えるときは、いきなりアイディア出しをやってしまう、つまり(c)を行ってしまうケースが多い。

そして、多くの場合(a)と(b)の要素が抜けてしまったまま進めてしまっているのだ。

そして、我々ジャパニーズメーカーが下手くそなのがこの(b)の思考なのである。というかその発想すら持ったことがない、人がほとんどなのだと思う。

 

どこで戦うか?これを意思決定するためには、様々な情報が必要である。

各セグメント別のマーケットサイズや成長率、他社の市場浸透率や強みの把握、さらには当社の使える資源や得意分野、強み技術、あらゆる要素を踏まえて、最も目的に対して効率的に成果をあげる場所を選ぶ、判断が必要なのである。

 

しかし、多くのメーカーではこのような意思決定ができていない、と思う。一部の優秀な企画マンがいたらその人の思考に頼ることができるが、

大概大企業は部長たちが方向性を決めており、

部長たちはそのようなマーケティング思考が必要ない時代で会社人生を送ってきた人たちのため、そのようなスキルも有していないのだ。

 

逆に、ここをうまく方法論として確立し、社内に浸透できたら、企画精度も上がってくるのではないか?

そう感じる次第だ。

 

 そこで下記のような簡易な戦略設定確認フローを作ってみた。

 

 (PC画面の撮影で申し訳ないですが)

このフローには(a)(b)いずれの要素も入っており、

共に問題がなければ無事(c)のフェーズに進めるようになっている。

 

戦略的思考の最大の課題である(b)をこのフローで(c)まで進めるように何十回とぐるぐる回し、情報を集めて、思考を練る、ということを繰り返すことで、良い(b)が考えられる。

 

もちろん(c)のアイディア出しも重要であり、ここで頭を絞ることで、魅力的な商品アイディアが生まれ、ひいては長期のロードマップ作成につながるわけなのです。

ただし、その(c)を行う前に、(a)(b)をしっかり設定しておくと、自社の資源を有能に活用でき、効率的に目的達成ができる戦略を作れる、そういうわけでありました。

 

こういうことを本来の企画マンは何回もやるべき。

 

(そのうちAIが自動でこういうことをしてくれるといいのになーと思いつつ、

AIが普及するとそのうち商品企画もAI同士の対決になるのもしれない。) 

自分のこの考えは完璧だとは思っていないが、これまで全く戦略的思考をやって来ずに企画を行なってきた人たちにとっては、仕事の成果は高まる一助にはなると思っている。

 

もちろん、この戦略が完璧にできても実行フェーズで問題は多々起こる。

しかしそれは当人のリーダーシップや経験、知識、などで補える部分もあり、結構気合が大事だったりすると思っている笑

 

といういつも通り自分の思考をまとめるためのブログでした。 

商品企画で学んだ企画の三極意

 

僕は最近スムージー作りにハマってまして、今日も

果物と野菜を絶妙にミックスして、スムッジってましたが、快便です。

そして、そんな快便ができる自分を見てると爽やかですね。

 

さて、自分は今週から部署異動でして、

4年間お世話になった商品企画を離れました。

 

本当にいい意味も悪い意味も含めて、かなり勉強にはなったなーと思ってます

、特に大企業の仕事の進め方や社員の特性は本当に勉強になった。笑

 

勿論、ちゃんとした学びもあったので、今日はせっかくだから、

自分が商品企画を推進する上で、大切だと感じた三つのことを備忘録として、記したいです。

 

①あるべき姿(ビジョン)を語れ

全ての始まりはここです。

別にスティーブジョブズみたいに世界を変える、なんて言わなくていいです。

むしろ普通の企業で「世界を変える」なんて言うと

おじちゃん達みんな引いちゃいます。

 

自分が受け持つ事業はこれからどう進むべきなのか?

問題は?

課題は?

そしてこの事業にとってこの商品を発売することは、

こういう意味があり、商品仕様はこうあるべきだ。

これを語れるだけでいいです。 

 

ここを明確にしておかないと、後々ぶれて炎上しちゃいます。

なので、まずは現状分析と指針を出すことが全ての始まりだと思います。

しかし、困ったことに大企業にいると、大概テーマは上から降ってくることが多いため、担当者がこのあるべき論を語れないことがしばしば起こってしまうんですよね。だからあえてこれをあげさせてもらいました。

 

というのも一番初めに使えた上司から言われた印象的な言葉があったからです。

当時まだ一年目だった僕が、ある商品において開発課題があり、

商品仕様の企画目標を妥協をしそうになりました。

当時の上司にその旨を相談すると、

「妥協するな、何らかの課題解決できる方法を探し出せ!!」というわけですよ。

 

いやいや、そんなん無茶でしょ、と思いながらもまあ必死こいて考えると、何かしらの案が浮かんだりするんですよね。

 

その時上司から言われたのが、

「企画という仕事は、周りから反対されることも多いが、理想やあるべき姿を示し、そこに強引でも周りを引っ張り、持っていくことが重要」

と、そう言われたわけですよ。

それは商品仕様一つでもそうですし、事業として、ひいては会社としてどうあるべきかはどんなに平社員でも常に考えておくべきだと思います。

 そして開発は開発で実はドM気質な人間が多く(弊社だけかもしれんが)

やっぱり企画に指針を示して欲しいんですって。

その指針が魅力的であれば全力で応援するし、やりきる、って思ってるんだと。これは本当に重要なことで、これからメーカーで企画をする人にはぜひ覚えていて欲しいです。

もちろん、明確な指針を打ち出すためには、それを裏付ける根拠が必要なわけで、となると人一倍かけて現状分析をする必要があるのですが笑

 

②プロダクトで会話をしたら早く進む

これはものづくりメーカーのあるあるかもしれません。

僕の経験談でいうと、

非常に些細なことですが、

あるテーマで、商品に貼るラベルの色で企画と営業でもめてました。

 

 

その時営業サイドは「全体的に高級感を出すためにラベルは金色がいい」、と。

しかし、企画としては金色にすると価格が上がるため、ラベルの色は透明でいいんじゃ!

とお互い譲らなかったんですよね。

 

僕も細かいことだけど、どうしよっかな〜、あ〜めんどくせ〜と

思っていたら、当時の開発者Mさんが金色の折り紙を使って金色ラベルを作ってくれたんですよ。

 

それ見た瞬間みんな「ダサ!」ってなって、即、金色案は廃止されました。

 

こんなん当たり前やん、と思いますが、意外に企画やってて営業とかと話してると、モノを起点とした会話をたまに忘れちゃうんですよね。

この時は開発Mさんに救われましたが、これ以降もことあるごとにMさんはミニチュアの梱包を作ったり、試作品をサクッと作ったり、結構ものベースで進めてくれたんですよ。

やっぱりメーカーなんで、荒くてもいいから、すぐ実物を作りモノを中心に仕事を進めることはとても大切だと感じています。

 

 

③自分以外の適任者はいない、と思え

これは最後に仕えてたパワハラ上司から受けゆりの言葉です。

周囲の部署からも結構有名なパワハラ上司で、暴言は当たり前、企画資料を破いたり、精神的に追い詰めたり、結構めちゃくちゃな上司でしたが、

唯一尊敬できたところは、

「無駄な自信」があったんですよね。だから、すごいオーラがありました。

 

この上司と一度飲んでる時言われたのが、

「俺は自分が受け持った企画は自分以外の適任者はいないと思っている、

そして世界で一番自分がうまくやれる、そういう気持ちでいつもいる」と言われたんですよ。

 

その時珍しく、このパワハラ上司いいこと言うな、って思いました。

 

企画やってると周りからの反対が多すぎて、周りにムカついたり、お前がやってみろ、と無駄なことを考えたりしてしまうんですよね。

でも、この「俺以外にうまくできるやつはいない」と思うと、

なぜか無駄な自信が湧いてきて、どんなに非難されてもあまり応えなくなるんですよ。

 

多分、「どんなに非難されても俺以外の適任者はいないし、俺しかこれをやれるやつはいない。なんて責任感がある素晴らしい仕事を俺はやってるんだ!」と思い、

心に余裕が生まれるからだと思うんですよね。

 ある意味一種の自己暗示

ですが、これもスキルの一つだと僕は思います。

 

以上、この三つの真実を知っていれは、おそらく企画はうまくいく、うまく進む。そう僕は個人的に思います。

多分メーカー勤めの企画マンがこのブログを見ることはないと思いますが、

どこかの企画の人の参考になれば幸いです。

 

 

 

 

なぜバチェラーは面白いのか?適切なルール設計が企画のクオリティーを高める

前のブログでは、バチェラーから学んだ大切なことを記しておいたが、

続いて今回は、なぜバチェラーが面白いのか?

について個人的な見解を示したい。

 

主な理由は下記三つであると思う。

 

①女性達に設けられた制約条件

 

②誰が切られるか予測したくなる中毒性

 

③刺激に慣れた現代人に突き刺さる非日常設定

 

以下順に説明したい。

 

 

①女性達に設けられた制約条件

ただでさえ、女性たちは厳しい。24人も敵がいるのだ。

 

基本デートには全員参加ができるわけではない。

グループデートも多く、バチェラーと話せるのは1デートでわずか10分もないだろう。

さらに24人の女性達の目もあるため、思ったように行動ができない。

 

たとえばもしこのバチェラーが男性も25人いたらどうだろうか?

ただのお見合い番組になってしまい、そこには競争もドラマも生まれにくい。

しかし、一人の男性を女性が奪いあう、

この制約条件がこの番組を面白くしている最大の要因である。

枯れそうなギリギリのトマトに水をちょっとづつあげると、

トマトが最も美味しくなるように。

 

さらに

ゼロサムゲームである点も良い。要するに得るか、全てを失うか、0か1しか女性陣は

ないのだ。

さすがアメリカである。

普段から金の取り合いをしている彼らが好みそうなルール設定である。

 

 

誰が切られるか予測したくなる中毒性

続いてこの点も醍醐味である。

この番組は是非複数の人で見てほしい。

女子寮なんかで見たらめちゃめちゃ盛り上がるのではないだろうか?

 

毎回、この番組の最後には、ローズセレモニーと言って、次のステージに選ばれる女性が確定される。

この方針はブレない。

そして毎回ここが一番盛り上がるわけだが、

皆誰が残るか予測をして、バチェラーの決断に一喜一憂するだけだ。

 

誰が残るか当たったら嬉しい。

自分の推している女性が残っても嬉しいわけだ。

毎回、自分の投資する株の値動きに一喜一憂するデートレーダーさながらである。

 

またこの行為は、

謂わば毎回視聴者は自分の仮説を持ち、それを番組の最後で検証しているのだ。

 

 

この仮説が当たる、もしくは裏切られる。どちらも強い刺激があるが

これがどうやら僕はギャンブルに近い気がするのだ。

 

ギャンブルのように外れても金銭的な実害があるわけではないが、番組自体に感情移入してしまうと、毎回最後には強いショックと快楽を受ける。

 

ギャンブルも自分の仮説が当たっても(たとえば競馬や競艇なんかは近い)外れても強い衝撃を受けるが、その刺激構造がバチェラーは近い。

おそらくそこまで考えて企画者は設計している気がするのだ。

 

そう思うと、

バチェラーの番組に限らず、

これからのサービスには、この「仮説」「検証」「衝撃・刺激」という一連の思考設計があると流行るのではないか?と思ったりした。

これはサービスが飽和していく社会になるにつれ、今後ますます増えていくことが考えられる。

 

③刺激に慣れた現代人に突き刺さる非日常設定

最後にこれだ。

毎回のデートが非日常的すぎるのだ。

新宿のロボットレストランを貸し切ったり、

沖縄の水族館を貸し切ったり、(アホか!と言いたいが)

富士山の麓のキャンプスポットを貸し切ったりと、基本貸切なのだ。笑

 

これだけ刺激な強い毎日に生きているとなかなか刺激を感じないが、これは実に良い非日常空間を設計している。

 

 

以上、この3点から、僕はバチェラーがバチェラーたらしめる所以だと感じている。

つまり、早くシーズン2が見たい。それだけである。

 

 

バチェラーから僕は人とまっすぐ向き合うことの大切さを学んだ

バチェラーという番組をご存知だろうか?

 

これはアマゾンプライムビデオで配信されているWEBドラマである。

 

しかし侮るなかれ、アマゾンが潤沢な資金を投資している冠番組だけ合って、

その筋書き、カメラワーク、スタジオセット、演出、音楽、どれを取っても

キー局と変わらない、いや、超えているクオリティーである。

 

 

元々はアメリカ発のこの番組、

「一人の超完璧な男性が25人の女性から愛する人を一人だけ選ぶ」という

恋愛バラエティー番組である。

毎回、様々なデートやイベントを通じて、25人の女性から、20人、15人、13人、10人、と徐々に女性を絞っていく。

 

日本でいう、

あいのり  や  テラスハウス

に近い番組である。

 

しかし、そこはアメリカ発の番組。厳しいルール設定であり、毎回必ず何人かの女性を

バチェラーは切り捨てる必要があるのだ。

(このルール設定が非常に面白いのだが)

 

僕はこの番組を毎回、奥さんと一緒に見ているのだが、まあ面白いわけだ。

めちゃめちゃ面白い、中毒性がある。

 

まずバチェラー(独身男性を意味する、番組ではバチェラーと呼ばれる)の男性、

久保がいい。

東大卒の典型的なエリートであり、起業家でもある久保は、

毎回の女性を絞る決断で、悩む。その葛藤、発言、行動、一つ一つに感情移入してしまう。

久保よ、そちらを選んだのか!と。

 

そして女性陣も良い。

レースクイーンから翻訳家、歌手から大学生まで様々な女性がおり、皆その中で悩み、葛藤し、ドラマを繰り広げる。

バチェラーの気をひくためには?

自分の気持ちを伝えるには?

それぞれに個性があり、独自の表現で、限られた時間で自分を伝える。

 

 

そして番組の終盤ではローズセレモニーと言って、次のステージに進める女性は、

バチェラーから薔薇をもらうことができる。

 

このシーン、何とも切ないわけだ。

 

そして、僕はその25人の女性の中で、ある一人の女性に心を揺れ動かされてしまった。

「森田」という女性である。

(ここからはネタバレがあるので、知りたくない人は読まないでください)

 

北海道出身のウェイトレス、森田は、朴訥な女性である。

初めはバチェラーから全く相手にされず、ほとんど話もできなかった。

しかし、数少ないチャンスをものにすることで、少しづつバチェラーの好感度を上げていく。

 

そして、森田の地元、北海道デートのとき、森田の努力は花開く。

 

たまたまバチェラーの2回デートする機会があり、その時自分の祖母が最近死んだ話をするのだ。

彼女の祖母は番組の撮影中に亡くなっており、森田自身もかなり気持ちが折れそうであったらしい。しかし、バチェラーに参加すること、そしてバチェラーに自分の気持ちを知ってほしい、という一心で頑張っていたのだ。

そして、バチェラーに祖母の話をする機会があった。

森田はバチェラー久保に自分の本当の気持ちを知ってほしいという一心で祖母の話をした。

バチェラーにまっすぐ向き合ったのである。

自分の立場を度外視して。

 

バチェラー久保も森田の本気の気持ちと強さに心を打たれ次第に森田に心を惹かれていく。

 

そして、森田とバチェラーは次第に距離が近くなっていき、毎回、

今回が最後か?と思っていた森田が、ローズを受け取り続けるのだ。

次第にバチェラーも森田の芯の強さや純朴な人間性、明るい性格に惹かれていく。

 

そして奇跡は続き、なんと最後の二人にまで選ばれてしまう。

 

結果的に、森田は一番最後にバチェラーから薔薇を受け取ることができなかったが、

森田の努力は実ったのである。

 

僕はこの森田という女性の姿勢から大切なことを学んだ。それは

「人とまっすぐ向き合うこと」である。

 

相手に対して自分の気持ちを真摯に伝える。

逃げない。

想いを伝える。

 

いつしか僕も社会人になり、無駄な面倒ごとから避けるように、

自分の気持ちを伝えることから逃げていたのだ。

 

そっちの方が結局楽なのだ。

ただし、本当に価値ある時間を生み出すには、本音でぶつかるしかないのだ。

本音でぶつかると、その時間は濃くなる。

結果、感情がぶつかりあり、かりそめの痛みは、強い絆へと昇華される。

自分の立場を考えたり、守りたいものがあると人は本音でぶつかりづらくなる。

それを超えるしかないのだ。

 

 

バチェラーよ、アマゾンよ、そして森田よ、ありがとう。

早くもシーズン2が楽しみな今日この頃である。

 

 

 

 

六月終わり

新たなスタートを明日から切る人もいるだろう。

 

企業人の僕たちにとって、1Qの終わりは節目である。

事業計画の達成度を見る。

自分の3ヶ月の出来を見直す。

人事異動もある。

 

僕は、人事異動で新たな部署に異動するわけだ。

そんなこんなで僕にとっても六月終わりは、一つの節目である。

 

ところで、

 

最近、人の言動や意識に対して幻滅することが多い。

いい大人がそんなに大人気ない発言をするのか?

そんな思考回路しかできないのか?

すぐ悪口をなぜ言う?

なぜ上司の顔色しか伺わない?

 

そして今日は上司からこんな一言を浴びせられた。

「お前は来月から新しい部署に行くから、もう今の部署の事業なんかはどうでもいいんだろう?」

 

自分としては、担当の商品を発売することは、事業性の観点でデメリットが大きいので中止した方が良いと告げだのだが、

それを逆にやる気がない、新商品を発売しないことは頑張っていない、と捉えられたわけだ。

 

特に大企業では、一度始めた企画やテーマを頓挫することは、最悪なことだと考えられてる。

確かに非常に有望なテーマで事業性もあればそう思う。

 

しかし、大企業の企画は、

「圧倒的に企画にかける時間が少ない」ことが問題だ。

これは、以前ブログで述べた内容である。

 

 

 

taitaitai.hatenadiary.jp

 

そして、大企業は、圧倒的にテーマアップされた後にリソースを割いて頑張るのだ。

それは、もちろん大切なことだが、これはこれで問題だ。

なぜなら、一度決まったことを頑張ることは、楽だからだ。

ある意味知的生産性は低い。目標の仕様に向けてトライ&エラーを続けるだけだ

 

 

 

 

そして、本来は最も時間をかけるべき「どんなテーマを行うのか?」についてあまり時間を割かない。

そうなるとどうしても、企画内容の精度自体が低く、事業にとって筋の悪い企画も多い。

 

そこで次に大切なことは、テーマの見極めだ。

筋の悪いテーマは切る。

切る際も、デッドラインや事業性を見極めながら、どこまでできなかったら切るか?

そこは腕が問われるポイントである。

 

 

 

 

撤退する勇気や意思決定は必ず必要なのだ。

 

今日は非常に辛かったのは、上司の発言を浴びせられたことよりも、

「そのような発言を行う人だったのか」という人間性についての幻滅の方が大きい。

(勿論発言の中身もショックだったが笑

なぜなら自分はこれまで企業のため、社会のためを一番に仕事の意思決定を行なってきた。自分のエゴで意思決定をしたことは一度もない。)

 

仕事はできる人はいる。しかし、人間性まで尊敬できる人は非常に少ない。

少なからず僕の上司は前者の部類には入る。

 

 

自分が人間性を高めて行くことの重要性を再度身にしみて感じた瞬間だった。

自分が上に立った時、どのような人だったらついていきたいか?

どんな人だったら、命をかけて、一緒に歩んでいきたいか?

 

わからないが、例えば西郷隆盛だったら、僕はついて行く。

なぜなら西郷隆盛の理念は「己を愛するなかれ」であるからだ。

 

自分は愛さず人のために、社会のために尽くす。

そんな志は、必ず周りに響くものだ。

 

 

そんな人間になるべく、僕もまだまだ精進しなけらばならないと感じた一日であった。

 

 

 

 

【お勧め】生産性の高い休日の過ごし方

みなさんおはようございます。

爽やか土曜日ですね。

最近僕は土曜日は早起きして、ブログを書くようにしています。

と言っても起きるのは9時くらいですが。

 

土日の過ごし方ってほんと難しいですよね。

自分でしっかり休日の目的とアクションプランを決めて、それに対して、しっかり行動する。

それができたらいいんですが。

 

大抵は、

昼前に起きて、スマホいじりながら昼飯食べて、スマホゲームやって、3時くらいに適当に外出して、本屋行って適当に本購入して、夕方家に帰ってきて、飯食ってSNSやってリア充に嫉妬して、一日を後悔して、寝る

みたいな全然生産性じゃないことが多いと思います笑

 

でも、「多くの人がダラダラ過ごす休日」をいかに過ごすか?

が高みに行ける人間と一般人を分けるポイントだと思うわけですよ。

 

そこで今日は自分がお勧めする休日の過ごし方を紹介したいと思います。

 

①河原を歩く

 よくいうのがランニングやジムに行ってリフレッシュ、健康管理!ですが、あれって筋肉だけしか動かさないのが勿体無い。

そこでお勧めなのか河原を歩く、です。

時間は昼14時くらいがいいと思いますね。奥さんと歩いてもいいですし、一人で音楽を聴きながら1時間くらい歩いてもいいと思います。

 

そして、歩きながら何をやるかというと「思考」です。

自分の仕事の反省をしてもいいし、新しい事業アイディアを考えてもいい。

 

以前自分のブログでこんな記事を書きましたが、河原ってなかなかネタの宝庫です。

 

 

taitaitai.hatenadiary.jp

 

 

河原の景色に思いを馳せながら、

河原で野球やラグビーしてるわ〜、暑そうやな〜、アホちゃうか〜

と思いながら、

 

「河原ひろ〜い」

とか

もしくはあんだけ広い土地があるんだから

 

「1980年代生まれ限定の河原で鬼ごっこ」

 

みたいなイベント開いてもおもろいかな〜、と空想を広げたりします。

 

そこからじゃあ

どんなルール設定にしたら面白いか?

何人くらい集まったら盛り上がるか?

どんなタイトルにしたらSNSで拡散してくれやすいか?

鬼ごっこのあとは、ホットドッグ業者を呼んでみんなにホットドッグを振る舞おうかみたいな

「思考の体操」がしやすいかと思います。

 

さらにそこから河原遊びのキラーコンテンツを生み出して、それを秘伝のタレとして自分以外の人でも開催できる運用スキームをこしらえて、全国の河原で展開するストックビジネスに派生させるためにはどうしたらいいか?などなど空想はとまりませんね。

 

さらに歩くことでできて健康管理にもつながるので一石二鳥。

ジムもいいですが、ランニングマシーンは景色が変わらないのが難点ですな。

 

普段ジムに行っている人もたまには気分展開で河原を走ったりするのはお勧めです。

 

散歩は閃きを生み出すのに効果的という学術的研究もありますからね。

 

 

②情報収集

ビジネスにつながる情報でもいいし、自分の趣味・趣向の情報収集でもいいです。

とにかく休日の午前中に生産的に情報収集をする、というのがポイントですな。

というのが情報収集って楽しいし、何となく意識高いことやってる感が出るんですよね。そして、そのまま午後は遊びに行ったら、何となく一日を

有意義に過ごした気がするわけです笑

 

自分は、Feedlyというサービスを活用してます。

 

feedly.com

 

こちらのサービスに10以上の興味あるサイトを登録しています。

休日は2時間くらいかけて、情報を集めて、世の中の変化、自分のビジネスに対する影響、新アイディアが何か作れないか?などを考えています。

ただしこちらはあくまで自分が興味のある情報を集めるツールとして活用しています。

 

一方、自分が興味のない情報にも意図的に触れることが必要だと思うので、下記を使ってますね。

 

magazine.dmkt-sp.jp

 

こっちはこっちで鉄道やらファッションやらSpaのようなアホくさい雑誌を眺めながら、意図的に自分の視野を広げてます。

月額400円と安いし、様々な雑誌が読めるので、なかなかお勧めですね。

 

ここで大事なことですが、情報収集をする目的意識に僕はこだわっています。

 

こんだけ情報垂れ流しの時代なので、意図的に情報の取捨選択をしないとただの時間の浪費につながると思うんですよね。

 

自分の情報収集の目的は、「新しいプロダクトアイディアの創出」ですな。

特におもろいアイディアは、

 

自分の業務領域外の常識を自分の業務領域に持って来たときに生まれやすい、

 

と思っています。

ので、あえて上記のような

興味がある領域、と興味がない領域の情報収集を心がけています。

 

ネットフリックス創業者がアポロ13を長期レンタルし過ぎて延滞料金取られてブチ切れて

ジムの使い放題定額モデルをレンタルビデオ業界に持ってきたのと同じ思考訓練ですね。

 

ここはみなさんにも考えて欲しいポイントでござる。

 

 

③歴史を調べる

歴史っておもろいんですよ。

人間たちが歩んで来た歴史を知ることはめちゃめちゃ今の生活にも生かせること多いと思いますね。

休日って時間があるんで、例えば本屋に行って子供向けの

伝記(漫画バージョン)なんか立ち読みしても良いかと思います、

ウォルトディズニーとかライト兄弟とか結構面白いですよ笑

 

歴史上の偉人たちの偉業を改めて学び直し、自分はこれでいいのか?!

と鼓舞してもいいです。

 

歴史的観光名所に行って、故人達と同じ景色を眺めて、思いにふけっても良いです。

自分のお勧めは国内なら下記ですね。

 

おすすめモデルコース:観光情報[関ケ原観光Web]

 

三成や左近が眺めた広大な景色を前にするだけで身震いします笑

 

海外だったら下記です

 

www.tripadvisor.jp

 

自分は児玉源太郎が好きなので、思わず坂の上の雲を読破したあと、

203高知に行ってしまいました。

やはり203高知を制圧したあと、ロシア艦隊が丸見えになった湾を見た瞬間に身震いがしましたね笑

 

そしてその話を戦争経験者の祖父にしたら祖父も身震いしてました笑

 

いずれにしろ歴史をじっくり知ることは自分の今の生活を見直すことにもつながる気がします。

 

④うどんを食べる

うどんってうまいんですよ。そして何気に隠れた有名店ってたくさんあるんでそこに赴くのもありですよ。

 

さらにうどんって消化にもいいので、例えば朝からカフェで勉強

昼飯に有名店うどんで至福の時間を味わう

さらに午後からカフェで最後勉強

 

という

うどん between  カフェandカフェ

という戦法はお勧めですな。

一日の思考の生産性も高いし、食も楽しめる。これぞリア充

 

 

 

 

以上、後半に行くほど、生産性が高いとは言えないかもしれないが、

ざきお的オススメ休日の過ごし方でした。

 

 まあ本質的な話をすると、休日に何をするか?何てことより

まず人生の時間を何に使うか?の設定の方が大事なので、

そもそも無駄に過ごしちゃう人はそこからですね。

下の記事はそれについて書いてます

 

taitaitai.hatenadiary.jp

 

 

 

【ざきお的注目サービス】ボードゲームカフェ

www.makuake.com

 

makuakeをみていたら、こんな素晴らしい企画が。

 

最近増えているボードゲームカフェ、大阪には全然ないから増えてほしいな〜。

 

自分は子供の頃から将棋や人生ゲームが好きだっだ。

特に、子供の頃、年末に家族とやる人生ゲームは最高だった。

 

大学生になったらもっぱら麻雀という魔のゲームを知ってしまい、それこそ四六時中やっていた。

 

ぜひこのボードゲームカフェ、大阪にも欲しいところだ。

 

ただし普通にやっても面白くない、どんなボードゲームカフェが面白いか?

 

例えば、

・マッサージ付きボードゲームカフェ

 勝者はマッサージが受けられるというインセンティブ付き

・自分たちで考えるボードゲームカフェ

 その名の通り、自分たちで考えたボードゲームができる遊び場。

 考案者は、自分が考えたゲームをやってもらうたびに、お金が入ってくる。

・ARボードゲームカフェ

 AR専門のボードゲームカフェ、結構集客できそう。

 

などか。

全体的に安っぽい雰囲気の店が多いので、もう少しラグジュラリーの感じの店があってもいいと思うな。

どちらかというとボードゲームカフェ、というよりも、

オプションとして、ボードゲームができる、くらいの方がいいのか。

 

うむ、悩ましい。

もしくは意識の高いビジネスマンを狙ってもいいかもね。

金持ち父さんのボードゲームに絞ってね。

待て待て、ア○ウェイに間違われてしまうか。笑

 

いや、そうなるとこれか!

 

あのソフトバンク孫正義氏も絶賛!会社経営をゲームで体験【マネージメントゲーム】 – BAZOOKA PRESS!

 

マネージメントゲーム

これに絞ってもいいな。

これに特化したボードゲームカフェあったらめっちゃ売れそう笑

さらにビジネスマンが集う場所にしてしまい、コワーキングスペースのように

ビジネスの人脈を広げる場としても機能させても面白いな。

WEBで予約可能にしておいて、今日は

・総合商社

外資コンサルタント

フリーランス

が参加します。あなたもこのテーブルにジョインしますか?

みたいな広告が出て来たりね。

これ、やりたい。