Made in Japanese 家電マン

おいらに好きに語らせてくれ

Think Week を終えて

いや〜今日で長かったお盆休みも終わりですね。

みなさんお休みはエンジョイしましたか?

 

私もThink Weekを終えたので、その総括として筆を取ることにしました。

 

1.Think week中に読んだ本

今回の「テーマは未来を考える」だったので、比較的未来について語った本を多めに読みましたね。あとは、自分が今まで読みたかったけど時間がなかった本や、過去読んだ本の読み直しなどをしてました。

 

以下はこの一週間で読んだ本です。

 

マッキンゼーが予測する未来

・ザ セカンド マシンエイジ

・モビリティー革命2030

・未来に先回りする思考法

・隷属なき道

・インターネットの次に来るもの

・限界費用ゼロ社会

・戦争論

・働く力を君に

・悩みどころと逃げどころ

ノルウェイの森

・コンテンツの秘密 僕がジブリで考えたこと

・GE 巨人の復活

超AI時代の生存戦略

・9プリンシプルズ

・顔ニモマケズ

・100年働く仕事の哲学

 

7割が未来に関する情報系

2割が自己啓発

1割がそのほか(趣味やお遊び系)

ってとこでしょうか。

 

正直、限界費用ゼロ社会やセカンドマシンエイジなどは分厚くて

全部読み切ってないのですが、まあだいたい内容は理解したので良いとします笑

 

昔読んだ本も再度読み直すと、重要なとこって忘れてたりしますね。

なので今回、読んだ本はノートに概要や重要ポイントをまとめておきました。

そんでエバーノートに保存しといて、いつでも見返しができるようにしておきます。

 

 

2.Think Weekを終えた感想

ここからは、Think Weekを終えて思ったことをつらつらと記します。

 

①正直一週間はきつい

いきなりかい!?と思ったかもしれないですが、きついです笑

 

正直自分も一番集中できたのは、3日〜4日目くらいで、そのあとは、もうなんか本読むの飽きちゃったんですよね。そりゃそうですわ笑

今回自分は実家を拠点にして、コワーキングスペースや近所のカフェなど、色々場所を回って読書をしてました。

もちろん場所を変えると読書の集中力も上がります。

しかし、それも一時的で、やっぱず〜っと読書をするのは無理で、家族と会話したり、映画見たりでだいぶ時間を潰してしまいましたね。

これがマジで山奥の誰もいない小屋だったら、読書をやらざるを得ないのでしょうけど、自分はそこまで読書が好きじゃない、ということが今回わかりました。笑

 

スマホの電源切っててよかった

続いて、今回二つ目の掟である、スマホの電源オフ。

これはかなり守れたと思います。

実際、FBやインスタ、ツイッターを全く見なかったのですが、だいぶ心が穏やかになりました。

無駄な雑念が消えた。。。。普段いかに周囲の雑音や無駄な情報に自分の貴重な時間が浪費されていたかがわかりました

 

てか、SNSって基本無駄な時間だと改めて思います。

SNSをする代わりに読書や、事業戦略をじっくり考える時間が生まれたのですが、

そっちの方がよっぽど生産性の高い時間だと感じましたね。

なのでこれからは、SNSに使う時間も見直したいと思います。

 

③思考時間が増えた

で、スマホをいじれないことによって、必然的に思考時間が増えました。

また、何かわからないことがあったら今まですぐにグーグルで調べてましたが、それもできません。

結果、わからないことに対する仮説力や想像力、

この辺は磨かれたと思います。

この辺も全部トレードオフだとは思いますが、

普段の何らかの情報を自分で仮説を持って捉える、という一種の訓練にもなると思います。

 

 
④本と対話できる
さらに今回は読書に避ける時間が普段の何倍もあったので、
一文一文の意味をじっくり考え、自分の中で咀嚼して読書を行うことができました。
普段結構飛ばし読みが多いのですが、作者の考える意図や本質をつかむように、深く読み込むと、結果的に、一つの書籍から深い洞察を得ることができることがわかりました。
 
⑤書籍の情報は深い
インターネット上の情報と書籍から得られる情報は明らかに異なりますね。
インターネットの情報は幅は広いが、浅い。
深掘りできていないことが多いと感じます。
しかし、書籍から得られる情報は作者の渾身の作品であることからも、
幅、深さ両方あリます。
なので、これからも自分が興味のある情報は読書を中心にまずは行うのが良いと感じました。
 
⑥会話が増えた
これ結構大事かなと思いました。
スマホをいじれないので、暇になったら誰かと会話します。
今まで、家族と会話しながらもスマホをいじったりと
「ながらの会話」って結構多かったのですが、
スマホいじれないので、
会話に集中せざるをえないのですよね。そうすると、結構、会話が楽しく、すごいお互いの意思疎通を図る大切な時間だな、と改めて感じましたね。
 
3.総括
結果的に、なんかスマホの電源オフにしていたことの方が色々気づきがあった気がしました笑
またしたいか?と言われたら、多分そんな時間を取ることはできないと思いますが、
またしたいです笑
 
まあ次はせいぜい5日で十分なので、どっか孤島に行ってThink Weekをしたい気分ですね。
 
そして、自分の時間の使い方もこれからもっと工夫しなければ、と思いました。
例えば、SNSに対する付き合い方も余暇時間として付き合う。
読書とじっくり対話する時間を作る。
世の中の情報は一歩引いて、疑ってみる。などなど。
 
そして、未来に対する洞察力は結局身についたの?
となるでしょうが、それはまた次回のブログで記したいと思います。
 
以上Think Weekを終えたご報告でした。
 

 

 

 

 

 

 

この夏はThink Weekを実践してみたい

みなさん、夏休みを満喫していますか?

 

僕は社会人5年目にして、ついに、夏休みの予定が全くない、という

非リアな奇跡が起こってしまったので、みんなを見返すために、

Think Weekを実践したいと思います。

 

Think Weekはビルゲイツが毎年行っているもので、

山奥にこもり、外部との交流を遮断し、ひたすら一週間読書だけを行うものです。

 

今年の夏は時間に余裕しかないので、僕もこれを実践してみようと思う。

 

名付けて、

ザキオ版Think Week  ~これからの未来を考えよう~

である。

 

目的は、この激変の時代の未来がどう変わるのか?

そして我々はどう生きていくべきなのか?を複数の書籍から情報を仕入れて、

自分、そして自分の会社のとるべきアクションを考える、

ということですわ。

そのための書籍は、キンドルで入手済みだぜ〜。

 

ということで、明日から一週間、スマホ禁にしてThink Weekを実践したいと思います。

スマホ禁にするのも初めての試みだが、FBのBBQアピールを見ずに済むのは

心の健康にも良さそうである笑

 

ビルゲイツみたいに山小屋は所有してないので、基本は近くのコワーキングスペースか図書館で静かに過ごしたいと思います。

また、一週間後に結果はご報告させていただきますので。ではでは。

 

 

なぜ目先の仕事に我々は追われてしまうのか?

昨日、元部署の同期のデザイナーと飲んでいた。

 

話題に上がったのが、私が7月までいた商品企画の部署の

問題点である。

 

デザイナーの彼曰く、今の商品企画は短期的視点でしが、企画ができていない、と。

他社があーだから、営業がこーいってるから、こう仕様変更しよう、等のくだらない企画が多く、

ユーザーに特段メリットがないブラッシュアップばかり行い、無駄に人員の工数と金を使っており、終わっている。

もっと新しい企画をしろボケー!という内容であった。

 

彼の話を聞きながら、素直に反省した。

自分もそれに関しては、ずっと思っていたことだが、いざ内部に入ってしまうと、そのような企画しかできていなかったな、と。

 

今、私に商品企画の全権を担わしてくれたら、

そんな不満を吹き飛ばす、長期的ビジョンを持ったロードマップを作成できる自信はあるが、そのようなスキルもなかったのが、2年ほど前の私である。

(基本的に商品企画は2年前くらいから、企画を始めるため、来年度を憂いても時すでに遅しなのである。)

 

しかし、このような私の会社の商品企画は特別ではなく、おそらく多くの日本のものづくりのメーカーでこのような状態が起こっていると推察する。

皆、頭のどこかでは分かっている。

「こんなユーザーからしたらよく分からない仕様変更ばかりやっていて無駄だな、もっと夢のある新しい企画をしないとうちの会社やばいんじゃねえか」と。

しかしできない。

気がついたら、目の前の仕事に追われており、とにかく新商品を出すことが目的となってしまっている。

今日はこの件に関しての本質的な問題について語りたい。

 

■まず論点の整理

では、そのような事態から脱却するためには、何が必要なのか?

私が考えるに以下二つの要件が必要である。

(1)夢のある長期的ロードマップを描くこと

(2)その長期的ロードマップを実行すること

 

おそらく日本の企業は(2)は得意分野である。

日本人はやることが明確になっていると、実直にそれをこなす能力は非常に高いと感じている。

現に私がいた元部署の開発さんも与えられた目標をこなすことは非常に優秀であった。

そう、問題は(1)なのである。

長期的ロードマップがないのだ。もしくは、あっても今までの延長線の企画でしかないのである。

 

ではなぜその長期的ロードマップがないのか?

もう少し問題の構造を分解すると以下の論点に分かれる。

①そもそも考える気がない

②考える気はあるが、方法orスキルがなくてできない

③考える気もあって、スキルもあるが、何かしらの制約(時間or周りの空気)があってできない。

 

私の元部署の話になってしまうが、①の可能性は低い。

一応長期的なロードマップを描く必要性は皆認識しており、それに取り組んだプロジェクトやワークショップはしょっちゅうやっていた。

 

そして、③も上記の内容を踏まえると、可能性は低い。

そう、問題は②なのである。

方法論がわからないのだ。

どうやって魅力的なロードマップ、つまり全体戦略を考えたら

良いのか?その方法論がないため、皆取り組むことができない。これが私が思う問題の本質である。

 

■ではどうしたらその方法論を組み入れることができるのか?

方法論を組み入れる前に、まずは戦略、ロードマップを考えるとは一体どんな思考が必要なのか?

そこから議論したい。

 

基本的に、長期のロードマップを作り上げるには、長期的な戦略が必要であるが、実は戦略はシンプルな構造をしている。

個人的には以下の3要素から戦略的思考は成り立っていると感じる。

(a)戦略の目的の設定

(b)どこで戦うか?戦場の設定

(c)どうやって勝つの?戦い方の設定

 

これまでの自分の経験上、大体長期のロードマップを考えるときは、いきなりアイディア出しをやってしまう、つまり(c)を行ってしまうケースが多い。

そして、多くの場合(a)と(b)の要素が抜けてしまったまま進めてしまっているのだ。

そして、我々ジャパニーズメーカーが下手くそなのがこの(b)の思考なのである。というかその発想すら持ったことがない、人がほとんどなのだと思う。

 

どこで戦うか?これを意思決定するためには、様々な情報が必要である。

各セグメント別のマーケットサイズや成長率、他社の市場浸透率や強みの把握、さらには当社の使える資源や得意分野、強み技術、あらゆる要素を踏まえて、最も目的に対して効率的に成果をあげる場所を選ぶ、判断が必要なのである。

 

しかし、多くのメーカーではこのような意思決定ができていない、と思う。一部の優秀な企画マンがいたらその人の思考に頼ることができるが、

大概大企業は部長たちが方向性を決めており、

部長たちはそのようなマーケティング思考が必要ない時代で会社人生を送ってきた人たちのため、そのようなスキルも有していないのだ。

 

逆に、ここをうまく方法論として確立し、社内に浸透できたら、企画精度も上がってくるのではないか?

そう感じる次第だ。

 

 そこで下記のような簡易な戦略設定確認フローを作ってみた。

 

 (PC画面の撮影で申し訳ないですが)

このフローには(a)(b)いずれの要素も入っており、

共に問題がなければ無事(c)のフェーズに進めるようになっている。

 

戦略的思考の最大の課題である(b)をこのフローで(c)まで進めるように何十回とぐるぐる回し、情報を集めて、思考を練る、ということを繰り返すことで、良い(b)が考えられる。

 

もちろん(c)のアイディア出しも重要であり、ここで頭を絞ることで、魅力的な商品アイディアが生まれ、ひいては長期のロードマップ作成につながるわけなのです。

ただし、その(c)を行う前に、(a)(b)をしっかり設定しておくと、自社の資源を有能に活用でき、効率的に目的達成ができる戦略を作れる、そういうわけでありました。

 

こういうことを本来の企画マンは何回もやるべき。

 

(そのうちAIが自動でこういうことをしてくれるといいのになーと思いつつ、

AIが普及するとそのうち商品企画もAI同士の対決になるのもしれない。) 

自分のこの考えは完璧だとは思っていないが、これまで全く戦略的思考をやって来ずに企画を行なってきた人たちにとっては、仕事の成果は高まる一助にはなると思っている。

 

もちろん、この戦略が完璧にできても実行フェーズで問題は多々起こる。

しかしそれは当人のリーダーシップや経験、知識、などで補える部分もあり、結構気合が大事だったりすると思っている笑

 

といういつも通り自分の思考をまとめるためのブログでした。 

商品企画で学んだ企画の三極意

 

僕は最近スムージー作りにハマってまして、今日も

果物と野菜を絶妙にミックスして、スムッジってましたが、快便です。

そして、そんな快便ができる自分を見てると爽やかですね。

 

さて、自分は今週から部署異動でして、

4年間お世話になった商品企画を離れました。

 

本当にいい意味も悪い意味も含めて、かなり勉強にはなったなーと思ってます

、特に大企業の仕事の進め方や社員の特性は本当に勉強になった。笑

 

勿論、ちゃんとした学びもあったので、今日はせっかくだから、

自分が商品企画を推進する上で、大切だと感じた三つのことを備忘録として、記したいです。

 

①あるべき姿(ビジョン)を語れ

全ての始まりはここです。

別にスティーブジョブズみたいに世界を変える、なんて言わなくていいです。

むしろ普通の企業で「世界を変える」なんて言うと

おじちゃん達みんな引いちゃいます。

 

自分が受け持つ事業はこれからどう進むべきなのか?

問題は?

課題は?

そしてこの事業にとってこの商品を発売することは、

こういう意味があり、商品仕様はこうあるべきだ。

これを語れるだけでいいです。 

 

ここを明確にしておかないと、後々ぶれて炎上しちゃいます。

なので、まずは現状分析と指針を出すことが全ての始まりだと思います。

しかし、困ったことに大企業にいると、大概テーマは上から降ってくることが多いため、担当者がこのあるべき論を語れないことがしばしば起こってしまうんですよね。だからあえてこれをあげさせてもらいました。

 

というのも一番初めに使えた上司から言われた印象的な言葉があったからです。

当時まだ一年目だった僕が、ある商品において開発課題があり、

商品仕様の企画目標を妥協をしそうになりました。

当時の上司にその旨を相談すると、

「妥協するな、何らかの課題解決できる方法を探し出せ!!」というわけですよ。

 

いやいや、そんなん無茶でしょ、と思いながらもまあ必死こいて考えると、何かしらの案が浮かんだりするんですよね。

 

その時上司から言われたのが、

「企画という仕事は、周りから反対されることも多いが、理想やあるべき姿を示し、そこに強引でも周りを引っ張り、持っていくことが重要」

と、そう言われたわけですよ。

それは商品仕様一つでもそうですし、事業として、ひいては会社としてどうあるべきかはどんなに平社員でも常に考えておくべきだと思います。

 そして開発は開発で実はドM気質な人間が多く(弊社だけかもしれんが)

やっぱり企画に指針を示して欲しいんですって。

その指針が魅力的であれば全力で応援するし、やりきる、って思ってるんだと。これは本当に重要なことで、これからメーカーで企画をする人にはぜひ覚えていて欲しいです。

もちろん、明確な指針を打ち出すためには、それを裏付ける根拠が必要なわけで、となると人一倍かけて現状分析をする必要があるのですが笑

 

②プロダクトで会話をしたら早く進む

これはものづくりメーカーのあるあるかもしれません。

僕の経験談でいうと、

非常に些細なことですが、

あるテーマで、商品に貼るラベルの色で企画と営業でもめてました。

 

 

その時営業サイドは「全体的に高級感を出すためにラベルは金色がいい」、と。

しかし、企画としては金色にすると価格が上がるため、ラベルの色は透明でいいんじゃ!

とお互い譲らなかったんですよね。

 

僕も細かいことだけど、どうしよっかな〜、あ〜めんどくせ〜と

思っていたら、当時の開発者Mさんが金色の折り紙を使って金色ラベルを作ってくれたんですよ。

 

それ見た瞬間みんな「ダサ!」ってなって、即、金色案は廃止されました。

 

こんなん当たり前やん、と思いますが、意外に企画やってて営業とかと話してると、モノを起点とした会話をたまに忘れちゃうんですよね。

この時は開発Mさんに救われましたが、これ以降もことあるごとにMさんはミニチュアの梱包を作ったり、試作品をサクッと作ったり、結構ものベースで進めてくれたんですよ。

やっぱりメーカーなんで、荒くてもいいから、すぐ実物を作りモノを中心に仕事を進めることはとても大切だと感じています。

 

 

③自分以外の適任者はいない、と思え

これは最後に仕えてたパワハラ上司から受けゆりの言葉です。

周囲の部署からも結構有名なパワハラ上司で、暴言は当たり前、企画資料を破いたり、精神的に追い詰めたり、結構めちゃくちゃな上司でしたが、

唯一尊敬できたところは、

「無駄な自信」があったんですよね。だから、すごいオーラがありました。

 

この上司と一度飲んでる時言われたのが、

「俺は自分が受け持った企画は自分以外の適任者はいないと思っている、

そして世界で一番自分がうまくやれる、そういう気持ちでいつもいる」と言われたんですよ。

 

その時珍しく、このパワハラ上司いいこと言うな、って思いました。

 

企画やってると周りからの反対が多すぎて、周りにムカついたり、お前がやってみろ、と無駄なことを考えたりしてしまうんですよね。

でも、この「俺以外にうまくできるやつはいない」と思うと、

なぜか無駄な自信が湧いてきて、どんなに非難されてもあまり応えなくなるんですよ。

 

多分、「どんなに非難されても俺以外の適任者はいないし、俺しかこれをやれるやつはいない。なんて責任感がある素晴らしい仕事を俺はやってるんだ!」と思い、

心に余裕が生まれるからだと思うんですよね。

 ある意味一種の自己暗示

ですが、これもスキルの一つだと僕は思います。

 

以上、この三つの真実を知っていれは、おそらく企画はうまくいく、うまく進む。そう僕は個人的に思います。

多分メーカー勤めの企画マンがこのブログを見ることはないと思いますが、

どこかの企画の人の参考になれば幸いです。

 

 

 

 

なぜバチェラーは面白いのか?適切なルール設計が企画のクオリティーを高める

前のブログでは、バチェラーから学んだ大切なことを記しておいたが、

続いて今回は、なぜバチェラーが面白いのか?

について個人的な見解を示したい。

 

主な理由は下記三つであると思う。

 

①女性達に設けられた制約条件

 

②誰が切られるか予測したくなる中毒性

 

③刺激に慣れた現代人に突き刺さる非日常設定

 

以下順に説明したい。

 

 

①女性達に設けられた制約条件

ただでさえ、女性たちは厳しい。24人も敵がいるのだ。

 

基本デートには全員参加ができるわけではない。

グループデートも多く、バチェラーと話せるのは1デートでわずか10分もないだろう。

さらに24人の女性達の目もあるため、思ったように行動ができない。

 

たとえばもしこのバチェラーが男性も25人いたらどうだろうか?

ただのお見合い番組になってしまい、そこには競争もドラマも生まれにくい。

しかし、一人の男性を女性が奪いあう、

この制約条件がこの番組を面白くしている最大の要因である。

枯れそうなギリギリのトマトに水をちょっとづつあげると、

トマトが最も美味しくなるように。

 

さらに

ゼロサムゲームである点も良い。要するに得るか、全てを失うか、0か1しか女性陣は

ないのだ。

さすがアメリカである。

普段から金の取り合いをしている彼らが好みそうなルール設定である。

 

 

誰が切られるか予測したくなる中毒性

続いてこの点も醍醐味である。

この番組は是非複数の人で見てほしい。

女子寮なんかで見たらめちゃめちゃ盛り上がるのではないだろうか?

 

毎回、この番組の最後には、ローズセレモニーと言って、次のステージに選ばれる女性が確定される。

この方針はブレない。

そして毎回ここが一番盛り上がるわけだが、

皆誰が残るか予測をして、バチェラーの決断に一喜一憂するだけだ。

 

誰が残るか当たったら嬉しい。

自分の推している女性が残っても嬉しいわけだ。

毎回、自分の投資する株の値動きに一喜一憂するデートレーダーさながらである。

 

またこの行為は、

謂わば毎回視聴者は自分の仮説を持ち、それを番組の最後で検証しているのだ。

 

 

この仮説が当たる、もしくは裏切られる。どちらも強い刺激があるが

これがどうやら僕はギャンブルに近い気がするのだ。

 

ギャンブルのように外れても金銭的な実害があるわけではないが、番組自体に感情移入してしまうと、毎回最後には強いショックと快楽を受ける。

 

ギャンブルも自分の仮説が当たっても(たとえば競馬や競艇なんかは近い)外れても強い衝撃を受けるが、その刺激構造がバチェラーは近い。

おそらくそこまで考えて企画者は設計している気がするのだ。

 

そう思うと、

バチェラーの番組に限らず、

これからのサービスには、この「仮説」「検証」「衝撃・刺激」という一連の思考設計があると流行るのではないか?と思ったりした。

これはサービスが飽和していく社会になるにつれ、今後ますます増えていくことが考えられる。

 

③刺激に慣れた現代人に突き刺さる非日常設定

最後にこれだ。

毎回のデートが非日常的すぎるのだ。

新宿のロボットレストランを貸し切ったり、

沖縄の水族館を貸し切ったり、(アホか!と言いたいが)

富士山の麓のキャンプスポットを貸し切ったりと、基本貸切なのだ。笑

 

これだけ刺激な強い毎日に生きているとなかなか刺激を感じないが、これは実に良い非日常空間を設計している。

 

 

以上、この3点から、僕はバチェラーがバチェラーたらしめる所以だと感じている。

つまり、早くシーズン2が見たい。それだけである。

 

 

バチェラーから僕は人とまっすぐ向き合うことの大切さを学んだ

バチェラーという番組をご存知だろうか?

 

これはアマゾンプライムビデオで配信されているWEBドラマである。

 

しかし侮るなかれ、アマゾンが潤沢な資金を投資している冠番組だけ合って、

その筋書き、カメラワーク、スタジオセット、演出、音楽、どれを取っても

キー局と変わらない、いや、超えているクオリティーである。

 

 

元々はアメリカ発のこの番組、

「一人の超完璧な男性が25人の女性から愛する人を一人だけ選ぶ」という

恋愛バラエティー番組である。

毎回、様々なデートやイベントを通じて、25人の女性から、20人、15人、13人、10人、と徐々に女性を絞っていく。

 

日本でいう、

あいのり  や  テラスハウス

に近い番組である。

 

しかし、そこはアメリカ発の番組。厳しいルール設定であり、毎回必ず何人かの女性を

バチェラーは切り捨てる必要があるのだ。

(このルール設定が非常に面白いのだが)

 

僕はこの番組を毎回、奥さんと一緒に見ているのだが、まあ面白いわけだ。

めちゃめちゃ面白い、中毒性がある。

 

まずバチェラー(独身男性を意味する、番組ではバチェラーと呼ばれる)の男性、

久保がいい。

東大卒の典型的なエリートであり、起業家でもある久保は、

毎回の女性を絞る決断で、悩む。その葛藤、発言、行動、一つ一つに感情移入してしまう。

久保よ、そちらを選んだのか!と。

 

そして女性陣も良い。

レースクイーンから翻訳家、歌手から大学生まで様々な女性がおり、皆その中で悩み、葛藤し、ドラマを繰り広げる。

バチェラーの気をひくためには?

自分の気持ちを伝えるには?

それぞれに個性があり、独自の表現で、限られた時間で自分を伝える。

 

 

そして番組の終盤ではローズセレモニーと言って、次のステージに進める女性は、

バチェラーから薔薇をもらうことができる。

 

このシーン、何とも切ないわけだ。

 

そして、僕はその25人の女性の中で、ある一人の女性に心を揺れ動かされてしまった。

「森田」という女性である。

(ここからはネタバレがあるので、知りたくない人は読まないでください)

 

北海道出身のウェイトレス、森田は、朴訥な女性である。

初めはバチェラーから全く相手にされず、ほとんど話もできなかった。

しかし、数少ないチャンスをものにすることで、少しづつバチェラーの好感度を上げていく。

 

そして、森田の地元、北海道デートのとき、森田の努力は花開く。

 

たまたまバチェラーの2回デートする機会があり、その時自分の祖母が最近死んだ話をするのだ。

彼女の祖母は番組の撮影中に亡くなっており、森田自身もかなり気持ちが折れそうであったらしい。しかし、バチェラーに参加すること、そしてバチェラーに自分の気持ちを知ってほしい、という一心で頑張っていたのだ。

そして、バチェラーに祖母の話をする機会があった。

森田はバチェラー久保に自分の本当の気持ちを知ってほしいという一心で祖母の話をした。

バチェラーにまっすぐ向き合ったのである。

自分の立場を度外視して。

 

バチェラー久保も森田の本気の気持ちと強さに心を打たれ次第に森田に心を惹かれていく。

 

そして、森田とバチェラーは次第に距離が近くなっていき、毎回、

今回が最後か?と思っていた森田が、ローズを受け取り続けるのだ。

次第にバチェラーも森田の芯の強さや純朴な人間性、明るい性格に惹かれていく。

 

そして奇跡は続き、なんと最後の二人にまで選ばれてしまう。

 

結果的に、森田は一番最後にバチェラーから薔薇を受け取ることができなかったが、

森田の努力は実ったのである。

 

僕はこの森田という女性の姿勢から大切なことを学んだ。それは

「人とまっすぐ向き合うこと」である。

 

相手に対して自分の気持ちを真摯に伝える。

逃げない。

想いを伝える。

 

いつしか僕も社会人になり、無駄な面倒ごとから避けるように、

自分の気持ちを伝えることから逃げていたのだ。

 

そっちの方が結局楽なのだ。

ただし、本当に価値ある時間を生み出すには、本音でぶつかるしかないのだ。

本音でぶつかると、その時間は濃くなる。

結果、感情がぶつかりあり、かりそめの痛みは、強い絆へと昇華される。

自分の立場を考えたり、守りたいものがあると人は本音でぶつかりづらくなる。

それを超えるしかないのだ。

 

 

バチェラーよ、アマゾンよ、そして森田よ、ありがとう。

早くもシーズン2が楽しみな今日この頃である。

 

 

 

 

六月終わり

新たなスタートを明日から切る人もいるだろう。

 

企業人の僕たちにとって、1Qの終わりは節目である。

事業計画の達成度を見る。

自分の3ヶ月の出来を見直す。

人事異動もある。

 

僕は、人事異動で新たな部署に異動するわけだ。

そんなこんなで僕にとっても六月終わりは、一つの節目である。

 

ところで、

 

最近、人の言動や意識に対して幻滅することが多い。

いい大人がそんなに大人気ない発言をするのか?

そんな思考回路しかできないのか?

すぐ悪口をなぜ言う?

なぜ上司の顔色しか伺わない?

 

そして今日は上司からこんな一言を浴びせられた。

「お前は来月から新しい部署に行くから、もう今の部署の事業なんかはどうでもいいんだろう?」

 

自分としては、担当の商品を発売することは、事業性の観点でデメリットが大きいので中止した方が良いと告げだのだが、

それを逆にやる気がない、新商品を発売しないことは頑張っていない、と捉えられたわけだ。

 

特に大企業では、一度始めた企画やテーマを頓挫することは、最悪なことだと考えられてる。

確かに非常に有望なテーマで事業性もあればそう思う。

 

しかし、大企業の企画は、

「圧倒的に企画にかける時間が少ない」ことが問題だ。

これは、以前ブログで述べた内容である。

 

 

 

taitaitai.hatenadiary.jp

 

そして、大企業は、圧倒的にテーマアップされた後にリソースを割いて頑張るのだ。

それは、もちろん大切なことだが、これはこれで問題だ。

なぜなら、一度決まったことを頑張ることは、楽だからだ。

ある意味知的生産性は低い。目標の仕様に向けてトライ&エラーを続けるだけだ

 

 

 

 

そして、本来は最も時間をかけるべき「どんなテーマを行うのか?」についてあまり時間を割かない。

そうなるとどうしても、企画内容の精度自体が低く、事業にとって筋の悪い企画も多い。

 

そこで次に大切なことは、テーマの見極めだ。

筋の悪いテーマは切る。

切る際も、デッドラインや事業性を見極めながら、どこまでできなかったら切るか?

そこは腕が問われるポイントである。

 

 

 

 

撤退する勇気や意思決定は必ず必要なのだ。

 

今日は非常に辛かったのは、上司の発言を浴びせられたことよりも、

「そのような発言を行う人だったのか」という人間性についての幻滅の方が大きい。

(勿論発言の中身もショックだったが笑

なぜなら自分はこれまで企業のため、社会のためを一番に仕事の意思決定を行なってきた。自分のエゴで意思決定をしたことは一度もない。)

 

仕事はできる人はいる。しかし、人間性まで尊敬できる人は非常に少ない。

少なからず僕の上司は前者の部類には入る。

 

 

自分が人間性を高めて行くことの重要性を再度身にしみて感じた瞬間だった。

自分が上に立った時、どのような人だったらついていきたいか?

どんな人だったら、命をかけて、一緒に歩んでいきたいか?

 

わからないが、例えば西郷隆盛だったら、僕はついて行く。

なぜなら西郷隆盛の理念は「己を愛するなかれ」であるからだ。

 

自分は愛さず人のために、社会のために尽くす。

そんな志は、必ず周りに響くものだ。

 

 

そんな人間になるべく、僕もまだまだ精進しなけらばならないと感じた一日であった。